「皿」を含む小説

河童倫太郎（かわどうりんたろう）は福岡の某都市で、自称ハードボイルドな探偵業を営む青年である。 普段は犬猫探しや草むしりと言った雑用依頼、はたまた実家から等の援助により何とか糊口…

自分の昔の記憶を使って旅行体験をする記憶旅行 すっかりハマった主人公は良い思い出を何度も繰り返す。 ただ、記憶旅行にはデメリットがあって……！？ ↓前回の投稿↓ 『かっぱえ…

お品書き： 奇妙で変てこりんな屋敷　　　　一軒。 迷い込む哀れな男　　　　　　　一人。 無愛想なメイド　　　　　　　　一人。 豪勢でやけに美味しそうな晩餐　一皿。 不可思議な謎　…

遥か昔、世界は滅亡の危機を迎えました。 人類は「人間」であることをやめ、動物と遺伝子を掛け合わせた 「ミックス」という種族に生まれ変わることで生き残りました。 そしてミックスが…

　保育園の遠足で、陽翔（はると）が奇妙な生き物を拾ってきた。 　オレンジゼリーを型から外し皿の上に盛りつけたようなその生き物は、ぷるぷると震えるように動くだけで本当に生きているの…

　あな口惜しや、恨めしや。 　人の身を受け産まれねど、怨嗟にのたうち妄念に泣き、屍晒した者なれば。 　世を恨み人を恨み我が身を恨み、六道輪廻の環も外れ、神変得たるは大怨霊。 …

　現代社会の荒波に揉まれた男が一人、空腹を抱えて行きつけの喫茶店のドアをくぐる。 いつもの定番のメニューを頼むかどうか、それが些細な悲喜劇を引き起こす――

綴さんと彼の造った芸術品たちによる日常物語になります。ファンタジーの一言を免罪符にぐいぐいっと 気まぐれな短編シリーズ 綴(つづり) → 人間を元にした芸術品を造る男。26歳。…

夢乃という加害者の1日を書きました。他人からしたら当たり前に映るかもしれないことですが、彼女は初めて受ける感情。その感情と向き合って、明日はどう過ごすかという話です。

　新刊の原稿が終わって、ようやく〆切のない国でゲーム三昧の日々を満喫していた作者。  しかし、ある日うっかり告知ツイートを誤字り、「fragileに大幅加筆して、皿に後半を足して…

冷たいプリンも血のソーセージも、同じプティング。 英雄王が感動したプティングとは、果たして？

今回はまた、かつてなく面倒な話になった。 何とも旨そうなケーキを前に、三兄妹は独占を望む。大人しく、或いは大人らしく分ければ良いものを、彼らは実に人間らしく決断した。即ち、他人の…

土用の丑の日、鰻の日。

英雄だって自分で料理します。半神的存在だけど人間だもの。 ところで、飛んでる蠅を見るとゼウスに何かを伝えに行くのかなとか思ってしまいます。 そして、山羊、何時か食べてみたいです。

七夕の夜には鬼の腸を食べましょう。

言葉というもは不思議なもので、実に様々な繋がりがあるものでございます。 我々は知らず知らずのうちに怪物だの神様だのを食しているわけでありますな。

「富士見Ｌ文庫×カクヨム　美味しい話＆恋の話　短編小説コンテスト」にて投稿した「少女、龍を屠りて国を救うの段」で出てきた龍を食べる話の解題的エッセイです。