「幻想 月」を含む小説

永遠にマグロを獲る漁船や宝を捨てにいく海賊船に出会い、陰気な小人の洞窟や星の凪ぐ森に迷い、隠者の塔や鬼の住み処を訪ね……ぼくは探しつづけた。家の壁も、人の言葉も、月の光も、静かに…

そこは太陽が無く、二つに形を変える月が浮かぶ夜の来ない世界。 主人公のシュウは男の子を助けようとした瞬間、違う場所に転移させられてしまった。 転移した先は実験施設の培養液の中。そ…

全ての始まりとはこの世界が創造されてから起こった13日間である。 テゥエルターナー大戦（DT150～帝國暦56年12月終結） 世界の9割が消滅した古代から続く戦争により魔法は失わ…

　西暦２０２０年７月１４日１２時００分、現実世界に『異世界の神門』が東京駅に突然出現した。 　ついでに、ゲーム的なステータス画面・超能力も使えるようになっていた。 　これは幻想で…

写真部に所属する高校二年生の遠野柚月には密かな趣味がある。深夜に散歩をして「死体が飾れる場所」を探すことだ。ある深夜、いつものように深夜の散歩に繰り出していると、同じ高校の少女で…

◆第一詩集｢月の道標｣ https://kakuyomu.jp/works/1177354054889257390 ◆第二詩集｢月想うひとありて｣ https://kakuyom…

終末戦争により世界は崩壊した。残されたのは僅かな記録ログ、日記、資料。そして僅かな人類とモンスター……。人は息絶えるのか。否、終末による混乱から、地下研究所より這い出て来た超強化…

妖術師VS平凡高校生(秘密有り)！ タイトルの由来　陰陽師の陰のオン、陽の中国語読みのインから(正式には発音違います) Askノベルゲームサイトで自作したゲームのノベル(An…

人類の歴史の中で、物を取引するという行為はいつ始まったのか。コミュニケーション力を高め、互いの連携を密にしたことが、ホモ・サピエンスをして滅びた他の人類に優らしめた要因だとするな…

夢遊病の女と不眠症の男。見出せない自己を持て余しながらその想いの行き着く先に求めていたものさえ虚構に過ぎなかった。崩壊してゆく自我、交わらない世界、ディストピアの果て、それでもま…

月を見てるときのなんともいえない不思議な感覚について

百瀬村の利平は鉄砲を嫌い、白蛇河原で鮎を釣って妻のお添と二人で暮らしていた。 河原には、ときどき菊という太り肉の醜女が水浴びをしに来る。 村が突然の大雨に見舞われた日、菊に蓑を貸…

本が好きな「僕」は、６月の雨が降りしきる花壇の前で一人の少女と出会う。 少女の風貌はなんだか時代錯誤している――、例えていうなれば明治・大正時代の女学生だ。 誰かの面影を宿す少女…

月の神様と星の神様見習いがさまざまな神様と出会い、成長していくお話。

2021年4月に発行した無配コピー本「子の日」より再録。

2021年4月に発行した同人誌「幻想小説集　エクピュローシス／太陽の残り滓」より再録。

　今より遥かに未来の話、機械技術は栄を極め、人間は滅びと戦っていた。 　月で発掘されたオーパーツがアラームを吹き鳴らし、そのアラームに呼応するように地球には「幻想種」と呼ばれる神…

毎日、その日の誕生花が割り当てられているのをご存知ですか。誕生花の持つ花言葉、イメージを元に書いた、一篇400字程度のss集です。 2020年7月11日から書いている、誕生花に…

耽美主義俳句を詠みはじめて四年目の春を迎えました。Tumblrに投稿していたものを一部移植し、新作はこちらに投稿していきます。不定期更新です。

幻想の世界、ユーライジア。 現実の映し絵である夢の、あるいは数多の未来の、可能性の一つ。 ユーライジアの世界は、世界を司る十二の意思ある『根源魔精霊』と呼ばれる神にも等しい存在…