「乗せて」を含む小説

　かつて、月を壊した悪竜は一人の魔女によって封印された。 　それから七百年後、若き伯爵セイラムはその封印を解き悪竜を目覚めさせてしまう。 　暴れだそうとした悪竜は何故かセイラムに…

軽井沢のブルーベリー農園でジャムの手作り体験をする良美と孝弘。ブルーベリージャムを乗せたバゲットは格別のおいしさだった。 それから一年後、再び農園に訪れたのは、良美一人だけだった…

タイトルの儘。終活しつつ、なんのまとまりもない短編を乗せていきます。断捨離を兼ね。 （相当前のだったり時期もばらばら。手を加えたいのは山々ですが、漢字の間違いと明らかな文法ミス以…

ここは「世界が見せる無数の側面」——「世界側」を研究する秘密機関「万華鏡」、武功、魔法、神、仏などの信じがたい力が共存する太平洋上のある島ですが、 同時に、世界的に有名な観光スポ…

春。輝かしい未来への一歩を踏み出すはずだった主人公は、敢えなく夢を断たれてしまった。 さらに、自由に異世界を覗く術を持った彼女は、大好きな世界が無くなってしまったことにも気づいて…

この間の遺恨、覚えたるかっ！ 松の廊下にて筋肉勝負（ボディビル）を挑んだ浅野内匠頭は吉良上野介にこてんぱんに敗北。 お家取り潰しのあと自主的に切腹してしまった。 筋肉勝負こそが…

シンギュラリティ到達後、人間は変容する。ASI、ホモ・デウス、真社会性人類の相克。カリストでの戦い。そして人間意識を乗せた最初の恒星間宇宙船がティーガーデン星に向けて発進する。

「狭山じしんも被害者だと思っているのかもしれません」 「被害者？まさか狭山が・・・」 「父親が不始末を起して自殺した。じぶんの才能を伸ばして豊かな人生が待っていると思っていたのが…

魔法使いの姉は、妹を箒に乗せて空を飛んでみせた。 妹にとってそれは、何よりの幸福。 たとえ自分が老いても、求めることをやめなかった。

　オフィスビルと飲食店が混在している街の片隅にある「お初天神」。その近く、見える人と見えない人が分かれる不思議な提灯がある。 　人情の街・大阪、東梅田の一角で、あなたを待っている…

神様に愛されたゆえ、港町を浮浪する忌み子の少女・ぼたん。『神様に魅入られたから恋愛ができない』と語る彼女は現世に執着がなく、しかし、最期に一度だけでいいから恋愛がしたいと願ってい…

　宇都宮に引っ越してきた少年は頬杖をつき、物思いに耽る。少し変わった友人もできた、彼女……ではないが好きな人もできた。両親との関係もそれなりに良好だ。 　少年は幸せともとれる…

鎖国下にあった江戸後期、諸外国が交易を求めて日本に来航する。学問・思想の違いによる日本人同士の衝突や異国人とのトラブル、まさに内憂外患の時代。 開国するまでに起こったさまざまな出…

「おい見ろよこれ！　『聖女リアナの眼鏡』だってさ！　聖女リアナさまって眼鏡をかけていたんだな。知らなかったよ」 「馬鹿かお前。解放戦争の時代に、眼鏡なんてないだろ」 「へ？　………

202x年秋、××県立△△高等学校3年5組全生徒、担任教師、そして彼らを乗せた観光バスの運転手計42人は魔法に満ちる異世界へと転移した。この世界の転生者は不思議な魔法を使えること…

皆さんKACお疲れ様でした。最後なので特盛作品を投稿します。 エッセイのようなその他のような。そんな祭り参加者へ向けたの作品です。 KAC2024　1-8+　800字　全部乗せの…

柴田恭太朗さんの三題噺企画に寄せて。 お題「花粉」「防災」「誕生」 KAC7「色」にも参加しています。

甘い香りなど一切しない、なんなら悪臭漂う野郎共が集う男子校。そこに美しい姫が登場した。あいつこれから大変だろうな、と他人事を決め込んでいた風磨に姫はなぜかグイグイ近づいてきて一…

KAC20246「トリあえず」参加

薄暗い部屋に青白く光る一台のパソコン。その正面にはヘッドフォンを付けてキーボードを叩いている男がいる。それが俺【天野　司】(アマノ　ツカサ)である。 俺は大ヒットとまではいかな…