「見えないよ」を含む小説

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト、二十首連作部門参加作品。 失ったもの、もう見えないもの、確かにあったもの、染みついてはがれなくなったもの、愛情の記憶。

　新しい民間戦隊にレッドとして加入した、元トマト怪人・伊藤飛芽（いとう・とめ）。 　初めての仕事は、魔王の専属料理人にスカウトされた天才少年シェフの保護。 　だがしかし、天才少年…

1991年、湾岸戦争の最中、未曾有の狂気が世界を狂わせた。ドラキュラによる侵略戦争だ。成す術を持たない人間は、サキュバスの支援を受ける事に……。そして、世界は分かれ45年ーー。サ…

見上げるほど見えない

ある日いじめられっ子の木こりは1人の少年と出会う。 母親や他の人には見えない。そいつは僕に【拠り所】と【祠】の関係だと言う。 人々の記憶からなくなる一体の神様と人間の誓い。 その…

大学のキャンパス間の交流と結束を強くすることを目的として各キャンパスから集まったメンバーで撮っていた時代劇の最中に聖女として召喚されてしまった「田中ゆうと」は召喚される際に、周り…

死に場所を求めて川にやってきたわたし。そこは一見穏やかに見えるが底は渦を巻いていて、水難事故がよくおこるのだ。

わたし、清海彩衣は写真が好きな中学一年生。 昔から「変なもの」――妖怪や幽霊が見え、そのせいで周囲から浮いていた。 普通になれない原因の「変なもの」も、それに怯えるしかない自分も…

今回のお題は、場面が19世紀後半のロンドン(汚い霧が前が見えないくらい立ちこめてヤヴァイ)、主人公設定が運動神経ゴミ、使用しなければならないセリフは─あの猫は、もう寒くないだろう…

『目に見えないものを大切にできるように』 亡き母親がくれた自身の名前の意味について、想いを巡らせていた美風。 大学進学を機に家元を離れることとなった彼女は、保護者である叔母との別…

子供のころから妖怪が見えてしまう体質の主人公、真田一。 そこにいることが証明できず、精神は摩耗していた。 そんな彼も高校生となり、入学する。 そこで出会ったのは人間と妖のハーフの…

カクヨム公式自主企画「百合小説」用作品　 全四話構成です。 【あらすじ】 「だからね、私は信じたい。この綾音と一緒にいる時間を」 　私――岬心音は永遠を信じる。 　――永遠…

生まれた時から決まっていた。毎日客に命令を受け暴力に晒される。どんなにもがいても逃げられない現実に諦めていた。生きる気力もなく路地裏の隅で震えていた時、一筋の光が見えた… 魔法…

　高校二年生の鷹尾健人は将来が見えず進路を決めかねていたので、周囲に相談したり行動を起こしたりする。色々考えた末、彼が選ぶ最終的な答えは何か。

生前整理のコンサル業を営む「私」は霊が見える体質。私は老婦人の「河本」から仕事の依頼を請けるも、彼女には若い女の霊が憑りついていた。霊は怒りの表情を浮かべており、その正体が河本の…

ぼんやりしか見えない視界。その分、那由は耳が発達した…わけでもなく、ごく普通の範囲でしかピアノが弾けない。なんとか入学した音大で出会ったのは、チェロのスーパースター京だった。 …

この春心機一転、転職をした私の話。 転職した先で変わった心境と環境。想像と違う中で葛藤する物語。 まだ見えない解決方法を模索する私の話。

兵庫県に暮らす少年・「色葉俊介」は、幼い頃に母親を亡くし、孤独の身で育ってきた。学校では毎日いじめに遭い、里親であった家庭からも厳しく育てられるなど、前向きになれず暗い日々を歩ん…

顔が見えないと、人って結構本性が顕在する。 コールセンターで働き続けて早幾年。 立ち居振る舞いでは見ることができない“そのひと”を、私は日々耳で感じている。 これは、コール業界で…

【約４０００字短編】唯花は母親とふたりで花屋さんを営んでいる。しかし売り上げは芳しくない。母親には黙っているが、彼とも上手くいっていない。かつて誰かを楽しませたくて手品をやってい…