聖女、いえ学生です。しかも、男です。
カエル
第1話 聖女召喚
「「「「「「「「「聖女様!!」」」」」」」」」
引き戸を開けるとそこには全く知らない顔が多くあり、脚本になかった言葉を言われた。慌てて振り返ってみると、引き戸はなく代わりに知らない顔が多くあった。
「皆のもの、聖女様が困っておいでではないか。早う事情を説明して差し上げろ。」
「は!」
「聖女様!本日は我らの呼び掛けに答えお越しいただき誠にありがとうございました。この度、聖女様をお呼びいたしましたのは、魔王率いる魔物の大群が王都攻めいってきており、このままでは後数刻のうちに我らが王国が長き歴史に幕を閉じてしまいそうなためにございます。そこで、聖女様のお力によって魔物を一掃していただき、この先数千年の繁栄をもたらして頂こうと思い、召喚させていただきました。何卒、お力にお貸しくださいませ。」
「いや、ちょっと待て、ジャ-ジを来て竹刀を持っただけの俺に何が出きるというんだ。聖女とは女性ではないのか?俺は男だぞ。」
「おかしなことをおっしゃいますね。あなた様ほど直視することができないぐらいに神々しく、美しい女体を持つあなた様が男のわけないではありませんか。」
「いや、男だから!」
「我らの目にはそのご尊顔を拝見することはできませんが、とても神々しく、美しい女体をお持ちであることは分かりますよ。」
どうやら俺は知らない間に異世界に誘拐されてしまったらしい。しかも、どう見ても俺は男の体がをしているのだがどうやら神々しい女性に見えてしまうという謎の特典付きで。
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