「現代・日常」を含む小説

　私は小説を書いた。 　この小説は完全かつ完璧であり一抹の瑕疵すらない宝石であったが、宝石とは世に出て愛でられてこそ価値があるのであり、当然私の小説も世間一般に広く読まれなければ…

道端に突然現れたイス…そのイスはただあるだけで現代社会に影響をおよぼして…イスから広がるSF的世界観の千文字ショートショートです

太郎が帰省した実家で遭遇した、生後２ヵ月の姉妹猫、ミミとハナ。 偶に顔を合わせるだけだった筈の準家族二匹だったが、太郎に与えるインパクトはなかなかすさまじい代物だった。 後に太郎…

即興小説の投稿を含むショートショートを集めたものです。 完結している作品のみ投稿しています。 数分で読み終えることができるので、隙間時間などに目を通していただければ。

葬儀に向かう道中、奴の事を思い返していた。奴はとにかく今ある形が壊れるのを嫌がっていたな…… ――日常が舞台のショートホラー ※再度「コンフォートハウス」からタイトルを変更しま…

誕生日はたったの６日違い。 同い年の姉を持ち、同じマンションで暮らし 同じ保育所、幼稚園、小学校、中学校。。 習い事だっておんなじ！ それでも私とキマちゃんは違う。 強すぎるキマ…

4コマ漫画っぽくをめざして書いた、派遣社員の加藤さんの日常です。お仕事はしてたり、してなかったり。 技術系のお話ですし、この場合はこうだった、くらいで。 1エピソードにつき、4コ…

辛かったり、苦かったりするものがあるから 飴は甘いんだよ。 この世に甘いものしかなかったら、 それは甘いとは言わないかも知れないよ。

先祖代々祓い屋の家のひとり娘で、現在高校生の真堂みさき。 彼女には特殊な力があった。 一緒に暮らす淳と眞澄、高校の保健室の先生である誠史郎は同じ力を持っていたみさきの祖父に従い、…

人間の高校2年生、佐倉幸。……と、ネコミミの高校2年生、花丸多々良は幼なじみ。人間と亜人種が暮らす世界で、彼は非日常を求めていた。そんな中……「助けてくださーい」そう声をかけてき…

「おれん家の押し入れにダンジョンできてるううううううう！？」 　そんな現象が世界を襲って十数年 　特に異世界人との交流もなくダンジョンだけが有効活用されていた 　はびこるモ…

　廃れた高校生活を送る男子高校生である僕・実。そんな彼の前に現れた僕の顔見知り、と自称する少女・たんぽぽ。小さな約束と記憶の薄れた幼少期の思い出。 　立ち止まってしまった実の背…

祖父が遺した写真を片手に僕が向かったのは、時が止まったかのような田舎の村。 そこには、昔ながらの暮らしを続ける、少し不思議な人たちがいた。

ごくごく普通の高校生をしていたボクだけど、風変わり、いや、だいぶと変わったクラスメイトが転校してきてからというもの、毎日がドタバタの連続だ。なんせ、そのミナミというクラスメイトは…

クリスマスイブの夜、僕は読んでいた短編の通りに願い死んだ母親を生き返らせた。 家族が何なのか、母親が何なのか。僕にはそれが分からない。けれど、生き返らせた母親と一週間という猶予を…

主人公の俺は、俺の存在を認めてくれた大切な彼女にただ、笑っていて欲しかったんだ。 それがたとえ、自分との別れに繋がるとしても。 冬の足音を聞いて、さあ次は春の足音が聞こえてくる…

仕事で失敗ばかりの落ちこぼれ社会人、田淵 博。 そんな博が夜中の公園で1人酒に溺れていると、1匹の子太い灰色の猫と出会う。 なんとその猫は人間の言葉を発した！ さらに、猫は悩み…

　夕暮れ時。下校前に保健室前にいた先輩、青山虹(あおやまこう)は何か悩みを抱えている様子。けれど、新聞部部長の堀戸天音(ほりとあまね)には何も出来ない。先輩の悩みがわからないから…

　通学中、電車内で我慢できずしてしまったのは「すかしっぺ」。それは嗅いだだけで人が眠る、特殊な成分を含んだ「屁」だった。 　 　誇れない、けれど確かに特殊な能力を持ってしまった須…