「恋愛・SF」を含む小説

「もう回るのはいやっ！」と彼女は言った。 　高速回転していた彼女がギシリッと音を立てて突然止まったので、ぼくはびっくりした……。 　歯車たちの第３惑星が太陽へ向かって墜落する危…

　夏休み初日、高校の同級生で幼なじみでもある真優と亮太が、海岸で奇妙な物体を発見する。見た目はソフトボールほどの黒い鉄球のようだが、人の目線ほどの高さに浮いており、ゆっくりと北北…

ある日、立花町に傘が降った。 地面に降り立った傘は溶け、インクに変わっていく。 やがて人も街も、インクに呑まれていって...

――国民は十歳の時に分類される。そんな国でぼくらは生まれ育った。 「グレード制度って不思議よね」 そう零していた幼馴染の彼女とは、グレード制度によって十歳の時に生き別れになった…

ある高校生探偵、日野山紅(ひのやまこう)は、何故か家族、親戚、幼馴染、友達もいないごく一般の男子高校生。ある日の事件を境に紅の日常が崩れていく...さらに紅自身についても....…

夏休み。川。日記。晴れ。あの日の光景。宿題。お姉ちゃん。雨。新陳代謝。生と死。学校。覚えていること。友達。絵を描く。将来。 そして、初恋。

「最後の葉が落ちたら私も死ぬ」という有名なセリフ。 だけど逆に考えれば「落ちない限り死ねない」のではないか。 そんなテーマを元に歪な形になった男女の関係と壮大なショートSF物語。

宇宙生命体に半分の領土を侵略された地球。そこには、宇宙生命体に対抗するべく開発された人型戦闘機に乗るため、日々訓練を行う操縦士の訓練生がいた。川崎翼はかつて最強と呼ばれた訓練生だ…

僕──大栗しゅんは友人の家からの帰路に不思議な光景を目にする。 なんと、同年代ほどの女の子が飼い犬に手紙を食べさせているのだ。 実はその犬は不思議な犬で、なんと手紙しか食べないの…

【短編】静寂の声音（こわね） 発声が上限に達すると死んでしまう静かな世界で、彼女だけは死を恐れずに声を出し続けていた。

俺の名前は「｜皆藤 留判《かいとう るぱん》 」職業は名前に反して刑事。 年齢は30歳、郊外のマンションに某大学の研究所に通っている弟と、そして 俺の彼女と三人で暮らしている。 …

転校生の少女かなたと、彼女に無理矢理天文部に入れられた「僕」のライトSFラブストーリー。 かなたは恋をするように夜空を見上げ、いつか宇宙に行きたいと呟く。 そして、僕はそんな彼女…

高校二年生のゴールデンウィークも終わって、クラス替えにも慣れてきたころ。桜井智彦は吉川ゆみ子のことが気になっていた。お節介友達、田野井は桜井にある提案をする。ボーリング場の奥まっ…

僕の名前は「此先 未知太郎（このさき みちたろう）」高校生。 ある日、父親がロボットを連れて帰ってきた。 父親の会社はロボットを作ってる会社で、今年は不景気だからって言うので …

今よりけっこう未来の話。 アンドロイドやガイノイドが普通に街を歩いてるそんな時代。 独身の俺は、社会人になってから彼女がいなかった。 だから誰か家のことをしてくれるパートナー…

最新鋭のAI家電をそろえた主人公。 しかし、最新がゆえに学習を重ねたAIは恋愛するように。 主人公は耐えきれなくなって家電を捨てると決めるが……？ ↓前回の投稿↓ 『個人デ…

過去には世代によって色んな呼ばれ方があったらしい 私たちの世代は「お任せ世代」 全ての選択肢をAIにお任せしていく世の中で、主人公の専用AIが壊れてしまう 道標がない私でも生きら…

『#12ヶ月連続SS投稿チャレンジ』の作品倉庫。 毎日1日更新。 前月にtwitter画像、Prologue、pixiv、monogataryで投稿した物語を纏めています。 物…

平凡なサラリーマン、只見陽介はある時、親から宅配便を贈られる。中に入っていたのは、AI搭載の最新式アンドロイドだった。感情を持たないアンドロイドは、人と交流できるのか。IT技術者…

マーラー交響曲第二番「復活」には、生きるために死ぬという歌詞がある。本当に死ぬ訳じゃ無い、私たちの必然的な道なのだ。24世紀末に向けて進む、堕した人間社会の中でも、星を見上げる人…