「ミステリー（風）」を含む小説

これは真実を得られなかった物語── 自宅の庭で昼寝をしていた貴族の少年シエラは、気がつくと見知らぬ世界に紛れ込んでいた。（夢だと信じて）何とか元の世界に戻ろうと奮闘するが… …

　世の中が戦前回帰みたいな状況にあり、「テロ等準備罪」などを強行採決したことへのアンチテーゼ。 　警察権力の特高化を揶揄したもの。 もちろんフィクションです。

自分の描く絵の事で悩んでいた主人公は、友人に誘われて地方のとある「塔」にて開催されている「文芸フリマ」を見に行く。 そこで見つけた奇妙な絵本。手に取って眺めていると、不思議な出来…

とある山裾の町に住む「わたし」は、気が付くと見知らぬ男性にとらわれていた。 男性の住居に連れていかれ、理由も告げられず地下室に監禁される「わたし」。 脱出を試みるも、あえなく失敗…

舞台は現代～近未来の日本。殺人願望がある少年が完全犯罪を行うために警察大学校附属高校に入学し捜査手法を学んで将来的には完全犯罪を目論むミステリー風のサイエンスフィクションです。

【2021年6月に大幅改稿を致しました。話の筋は大体変わりませんが、文章の書き換え、エピソードを４つに分けるという変更をしています。】 高校生・松井広は、目を覚ますと今日一日の…

　ヴェラ・クリスティは病室のベッドの上で自分の不運を嘆いていた。不意に訪れた不幸にヴェラは自嘲して、破滅を受け入れようとする。 　だが、ヴェラが独りではなかった。病室を訪れる誰一…

年末に孤島の洋館で開かれたパーティー。そこで起こった殺人事件。それを、客の中に居た探偵が鮮やかに解決――と言う様子を観客気分で脇から見ていたニートのお嬢様、黒田茜とそのメイドの真…

娘のために、怯える母。

　蒸気と科学が世界を回す傍ら、「森のそば」を意味する小さな町の黒い森でパーシィ・ピックマンが獣に襲われて死んだ。 　その弟の一人は、兄は人狼に襲われたのだと主張し、探偵・ルードヴ…

ホラー風味の作品を短編形式で連載していく（不定期）。 一編目「甘い誘惑」 　朝起きると、少年の身体を虫が這っていた。 　　　――甘い。甘い匂いに誘われて、少年は……。

19世紀のロンドン。連続毒殺事件の捜査を行っていたポール警部が立てた愚かな計画とは……

Ｂ県西部の山間部、根津村周辺では、奇祭と名高い「風祭」が毎年行われている。祭の最中に人が消えるという「風流し」の伝承が残るが、それは話の中だけのことだと思われていた。ところが昨年…

　移民惑星アルファメガには、人知れず都市が消えていくという奇妙な噂があった。 　都市消失専任調査官マッケイは巡回保安官に偽装、小都市ルゴへ潜入する。 　しかし、テレパシー匿名通話…