「ならまち」を含む小説

ある晴れた日、お散歩に出かけた、車いすに座る青年とその車いすを押す少女の何げない一幕。 ※本来、拙作「かみまちセフィーロ」の作中作として世に出すはずでしたが、本編の執筆が進ん…

年末の日本海沿岸が舞台のホラー短編です。

僕は十乃 巡（とおの めぐる）。 降神町（おりがみちょう）役場に勤める公務員だ。 ここ降神町は、普通の町とは違う、ちょっと不思議なところがある。 猫又、朧車、野鉄砲、鬼女…日本…

自分の人生の一部を箇条書きで書きました。評価が良ければ次も書きますので様々な評価をおまちしています。

カラスに空を支配され、地上を歩けなくなった世界。 必死に生きる中で襲い掛かるのは、カラスなのか人の悪意か。 願うのはただ、大切なものを守りたいだけ。 ひとりの少女が願う、切ない愛…

ピアニストを目指す高校生の霧島律は、ピアノ以外の全てを棄て、ピアノだけに自らの全てを懸けてきた。友達と遊ぶ時間も削ってピアノの練習に打ち込む日々。特に恋愛ほどくだらないものはない…

小学４年生の春、群馬から府中に転校してきたけれど、クラスにはいまいち馴染めない。 「武蔵府中郷土かるた」の大会はチーム戦なのに、足を引っ張ってばかり。 そんなとき、チームメイトに…

女彫り師の処にふらりと訪れたのは、白い娘だった……。 ゆきのまち幻想文学賞が31回で終わりを迎え、行き場のない寂寥感から書き上げた小説です。本当ならば32回目の賞へ挑戦したかっ…

黒市勇気（くろいちゆうき）の転校先の隣の席の主は【金色の獅子】と学校中から恐れられている不良少女・小野町美冬（おのまちみふゆ）。 染め上げられた金髪、切れ長の瞳は鋭く、話しかけ…

80年前のある夜、地下に眠っていた催眠効果のあるガスが地表に噴出して、一夜にして街中の人々が深い深い眠りについた。 まちの門番として働く女性の驚愕の過去。

この物語はある青年の昔話である――。 ある少年は一人の女の子に”恋”と言う感情を抱いていた。学校に行く楽しみはその子を見て少しだけでもお喋りをする事、と言えるくらい。 ある日…

　今は令和。狼ノ森神社に狼堂壱という男の子がいました。彼は六百年前の自分が知らない過去を持っています。 　そして金髪碧眼の土御門櫻子という女の子がいました。彼女は六百年の時を経て…

オリジナルの作品ということで投稿していますが、まちこりーたさんという方のオリジナル音源を小説にしたものですので、ご了承お願いします。(二次創作で投稿したかったのですが、もちろん原…

怪談をするためだけに、ネットで出会った男女が東京都下木町(しもきまち)のとある古アパートに集まった。しかし、不幸にも住み着いていた黒髪の地縛霊が現れ、彼らは部屋に閉じ込められてし…

ここはとある街。 ネオンが輝くこのまちは片や富豪や政治家が少女達の処女を食い荒らし、片や娼婦の美人局で男たちは命まで搾り取られる素晴らしく美しい街。 その美しい街のネオンが届…

❅見付けて下さり、ありがとうございます！ 時は、飛鳥。 雪深い北陸の地に暮らす葵は、防人として大宰府に旅立つ千歳を見送る。 防人とは、現在の九州で大陸からの攻撃を防衛し、見張る…

無趣味で特に好きなものもない普通の男子高校生 ――宇宙町 鳴瑠（そらまち なる）。 多趣味で何事も楽しそうにやる普通の女子高校生 ――星降町 璃月（ほしふるまち りつき）。 …

鬼丸梶之助は時のまちに住む高校一年生。五月上旬のある日、幼馴染の西海千咲とお出かけしたさいに立ち寄った海辺で、毛皮を身に纏い石槍を持ったまま倒れていた女の子を発見する。梶之助は原…

　――田舎での新しい暮らしは、毎日が発見と驚きの連続！ 　父の仕事の都合上、単身、数年ぶりに親戚の住む田舎町を訪れた主人公。そこで出会ったのは、風になびく黒髪と白いワンピースのコ…