概要
定時で帰る記者、廃村の名を救う
【更新】毎日5:30/17:30/21:00/長崎・廃村伝奇×記者サスペンス
潮の音だけが名前を覚えている――。
長崎県の半島奥、地図から消えた「潮鳴村」。土砂災害で全戸が退去したはずのその村に、いまも「灯りが一つ、毎晩二一時に点く」と通報が入る。地方紙の社会部でくすぶる三十路記者・相良弓(さがら・ゆみ)は、上からの“雑用”として現地確認を命じられる。だが弓には約束がある。定時で帰る。帰って、もう一度ペンを握るために。
村跡で見つかるのは、誰も書かなかった「記録の抜け」。住民票の連番に空白。防災無線のログに残らない呼びかけ。慰霊碑の名が、日ごとに増える。弓は紙面の都合で切り捨てられた過去を拾い集め、廃村の“現在”と接続し直していく。
同行するのは、辞令待ちで左遷に近い配置の写真担当
潮の音だけが名前を覚えている――。
長崎県の半島奥、地図から消えた「潮鳴村」。土砂災害で全戸が退去したはずのその村に、いまも「灯りが一つ、毎晩二一時に点く」と通報が入る。地方紙の社会部でくすぶる三十路記者・相良弓(さがら・ゆみ)は、上からの“雑用”として現地確認を命じられる。だが弓には約束がある。定時で帰る。帰って、もう一度ペンを握るために。
村跡で見つかるのは、誰も書かなかった「記録の抜け」。住民票の連番に空白。防災無線のログに残らない呼びかけ。慰霊碑の名が、日ごとに増える。弓は紙面の都合で切り捨てられた過去を拾い集め、廃村の“現在”と接続し直していく。
同行するのは、辞令待ちで左遷に近い配置の写真担当
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?