概要
ただ猫を書きたいだけ(100%趣味の猫視点小説)
吾輩は雪見大福である。
白い猫である。
人間たちは吾輩をメインクーンなどと分類しているらしい。
アライグマのような乱暴者と同一視されるのは、甚だ遺憾だが理知的で心優しい猫として、寛容な心で許そうと思う。
そんなことより吾輩は憂いていた。
猫飼い主達の結婚状況を憂いていた。
ほんの少し身体が丸くなったせいで、飼い主からオヤツのちゅーとろが貰えないことを憂いていた。
それもこれも飼い主が落ち込み気味なのが悪い。
残業帰りのお疲れモードでも優しい飼い主だが、お酒が入ると「出会いがない」と嘆く日がある。
仕事は充実しているらしい。
花形の秘書課などと呼ばれる組織に配属されて、氷帝と呼ばれる若きイケメン社長という推しのそばで仕事できて嬉しいと言っていた。
正直、飼い主がなに
白い猫である。
人間たちは吾輩をメインクーンなどと分類しているらしい。
アライグマのような乱暴者と同一視されるのは、甚だ遺憾だが理知的で心優しい猫として、寛容な心で許そうと思う。
そんなことより吾輩は憂いていた。
猫飼い主達の結婚状況を憂いていた。
ほんの少し身体が丸くなったせいで、飼い主からオヤツのちゅーとろが貰えないことを憂いていた。
それもこれも飼い主が落ち込み気味なのが悪い。
残業帰りのお疲れモードでも優しい飼い主だが、お酒が入ると「出会いがない」と嘆く日がある。
仕事は充実しているらしい。
花形の秘書課などと呼ばれる組織に配属されて、氷帝と呼ばれる若きイケメン社長という推しのそばで仕事できて嬉しいと言っていた。
正直、飼い主がなに
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