九星術の初歩（気学はなるべく使わないで）

第4話 大運と流年運

大運

★後天九星盤（生年盤）の各宮に相当する年齢

　坎宮一白水星：　１〜　９歳

　坤宮二黒土星：１０〜１８歳

　震宮三碧木星：１９〜２７歳

　巽宮四緑木星：２８〜３６歳

　中宮五黄土星：３７〜４５歳

　乾宮六白金星：４６〜５４歳

　兌宮七赤金星：５５〜６３歳

　艮宮八白土星：６４〜７２歳

　離宮九紫火星：７３〜８１歳

　各宮に割り振られている星の数に９歳を掛けると大運の範囲がわかります。

　ちなみに年齢は「数え年」です。

　この定位に本命星の生年盤を当てはめます。

　たとえば本命星が一白水星で４６歳から５４歳までの大運を見たい場合は、生年盤の乾宮にどの星が入るかを見ます。

　本命星生年盤　　　　八卦の宮名

　東南　南　西南　　　東南　南　西南

　　　九五七　　　　　　　巽離坤　　

　東　八１三　西　　　東　震中兌　西

　　　四六２　　　　　　　艮坎乾　　

　東北　北　西北　　　東北　北　西北

　まず本命星「一白水星」の生年盤を作成します。

　４６歳から５４歳までの大運を見たいので、上記から乾宮を見ればよいことがわかります。

　生年盤の乾宮には二黒土星が入っています。

　この二黒土星とは以下に示すように「働く・実行・準備の星」です。夢に向かって動き始める９年間ということがわかります。

　坎宮一白水星：計画・孤独・創始の星。心機一転、新しい道を模索する。

　坤宮二黒土星：働く・実行・準備の星。地道な仕事や勉学に励む。

　震宮三碧木星：発展・進出の星。新しい発展をし、進出を果たす。

　巽宮四緑木星：完成・信用・交際の星。完成し、信用を得る。

　中宮五黄土星：自分が中心的存在の星。

　乾宮六白金星：施し・活動の星。ボランティア活動に従事する。

　兌宮七赤金星：趣味・飲食の喜びの星。趣味に徹する日々。喜びも知る。

　艮宮八白土星：変化・蓄積・整理の星。活動期に入り、これまでの日々が変わる。

　離宮九紫火星：名誉・離別の星。勉学・理想を追って名誉を得るが離別も。

流年運

　流年運（１年間の運）を見るときは、占う年の年盤を出して本命星がどの宮に入るかで判断します。

　一白水星の人が２０２４年三碧木星の年にどの宮に入るかを見ます。

　本命星生年盤　　　　占う年の年盤　　　　八卦の宮名

　東南　南　西南　　　東南　南　西南　　　東南　南　西南

　　　九五七　　　　　　　二七九　　　　　　　巽離坤　　

　東　八１三　西　　　東　１３五　西　　　東　震中兌　西　　

　　　四六二　　　　　　　六八四　　　　　　　艮坎乾　　

　東北　北　西北　　　東北　北　西北　　　東北　北　西北

　一白水星の人が２０２４年三碧木星の年には「本命星」は震宮に入っています。

　震宮は後天九星盤では三碧木星が割り当てられており「発展・進出の星」です。いよいよ計画に着手する頃となります。

　九年単位の大運と一年単位の流年運を組み合わせることで、占う人の人生の流れを簡単に読めるのです。

　このように運勢の流れを把握するために用いる場合、九星術は最速で運勢を読み取ることができます。

　これは「九星」が「人の気」を表しているので、占う人の気の流れを簡単に割り出せるからです。