第18話 離宮傾斜

離宮傾斜

 離宮傾斜は派手好みの人が多いのですが、傾斜宮は伊那面的な性格を表すので、実際は表向きには地味で真面目な働き者、という人が多いようです。親族との縁が薄く、女性は夫との縁も薄いといえます。傾斜宮に暗剣殺が付くなど、本当に悪い時期に差し掛かると、親族との縁が切れるほか、虐待や放置といった悲しい目に遭うかもしれません。

 離宮傾斜は知恵と先見の明がある人が多く、集団のなかではその才覚から、リーダーを任されることがあります。本人的には地位や名声にはあまり執着がないのですが、そのような立場に追い込まれてしまうことが多いでしょう。

 職業は作家や画家といった文化・芸術関係、あるいは芸能関係。無から有を生み出す仕事に向いています。短所の移り気なところ、飽きやすいところを直していけば、よりよい人生を過ごせるでしょう。

★適職の例

 作家、芸術家、ファッション関係、モデル業、薬剤師、医薬品メーカー、政治家、教師、警察・警備関係、自衛官、弁護士や裁判官などの司法関係、出版関係、証券業、会計士、眼科医師など。

★凶星が入ったときの傷病の例

 目、心臓、血液、精神疾患。





離宮 九紫火星

 離はすなわち火で、真夏の、正午の太陽を表し、血気盛んな様子を意味しています。太陽は「明るい」「華やか」「派手」といった意味に加え、これまで見えなかったことが明るみに出るため「発見」「露見」という意味もあります。これを昇華させていくと「芸術」や「美術」につながり、「知性」や「学問」にもつながる意味になります。悪い意味では、燃料がなくなると火は消えるため「離別」につながったり、燃え盛るため「争い」が起きやすく、「熱を帯びて」激化しやすいといったことも表しています。

★方位…南(午)

★季節…夏

★時間…11〜13時頃

★形状…三角形、船形、うろこ形

★色…紫

★家族でいうと…次女

【基本的な意味】知性、名誉、貴重、芸術、美術品、政治、学問、教育、火、光、離別、争い、発見、解雇、対立、高慢、装飾、栄転、結論、先見の明、投機。

【天気】快晴、暑い日、温暖、南風、かげろう、虹

【場所】都会、日差しが強い場所、観光地、景勝地、裁判所、警察署、消防署、美術館、文具雑貨店、デパート、図書館、博物館。

【人物、職業】成人女性、中年の女性、文化人、芸術家、教育者、講師、コンサルタント、医師、美容師、俳優、デザイナー、販売業。

【身体、健康】目、心臓、血、脳、乳房、頭髪、顔、血圧。




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