第21話 坎宮傾斜

坎宮傾斜

 おとなしそうに見えて自分をしっかり持っている人が多いです。強情や頑固といってもいいでしょう。一度自分が「こうだ!」と決めたら、それを押し通そうとします。謙ることは自分を否定する行為だと思っているようです。

 この傾斜宮の人は、仲良くなるまでに時間が必要ですが、一度心を許した人とは深く付き合います。性格は忍耐強く、用心深いです。こだわりも人一倍あり、理屈っぽく、オタク気質です。基本的に情に厚いのですが、そのぶん嫉妬心も強いです。

 表舞台に立つことは得意ではなく、本人も望みません。裏方として成功しやすく、活躍できるでしょう。職業は俳優のマネージャーや劇場の舞台スタッフ、美術館の学芸員など、芸能・芸術の分野での成功が多い傾向にあります。また人に知られていない才能や趣味の延長で副収入が見込めることも多いです。人間関係では、母親もしくは妻との縁が薄いです

★適職の例

 小料理屋、酒類販売業、水産業・水産物加工業、販売業、繊維関連業者、幼児関連商品製造販売業者、温泉・戦闘経営、クリーニング業者(衣類、ハウス)など。

★凶星が入ったときの傷病の例

 排尿器、腎臓、鼻、耳。





坎宮 一白水星

 坎はすなわち水であり、八卦の宮の意味には「陥る」「悩み」「苦労」「交わり」などがあります。水は高い場所から低い場所へ流れるため、傾く、下る、流れ落ちるといった動きがあります。また、水は不定形なので、どんな容器にもぴったり収まり、さまざまな形に変化できるので、柔軟性に富んだ、変化の象徴とも受け取れます。「陥る」は落ちる、下るなどの意味から。「悩み」は、水がこぼれると元には戻せない意味から。「苦労」は、水は生物に必要なものだけれど、なかなかそのありがたみを感じられにくい意味から。「交わり」は、雨や湧き水が集まって川となり、海に注ぐ意味から。

★方位…北(子)

★季節…冬

★時間…23〜翌1時頃

★形状…不定形、穴のあるもの、穴が開いたもの

★色…白、黒

★家族でいうと…次男

【基本的な意味】水、川、池、湖、泉、海、液体、子ども、部下、睡眠、研究、交際、情事、秘密、援助、裏、失意、失恋、怨恨、失せもの、色欲、隠れたもの、性行為、再生、夢、裏切り、忍耐、スピリチュアル、精神、始動、落とし穴。

【天気】雨、梅雨、霧、雪、高波、高潮、洪水、寒気、湿気。

【場所】水辺、寝室、浴室、台所、裏口、トイレ、倉庫、暗所、路地裏、洞窟、ダム、浄水場、ガソリンスタンド、酒蔵、歓楽街。

【人物、職業】中年男性、次男、漁業、水産業、飲食業、水商売、妊婦、泥棒。

【身体、健康】耳、腎臓、生殖器、泌尿器、目、鼻、耳、妊娠、流産、冷え




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