九星術の初歩(気学はなるべく使わないで)
カイ艦長
九星術とは
本命星と九星の基礎
第1話 本命星
★本命星(単に〝星〟とも)
「九星術」の名のとおり、人の気を表す「星」は9種類あります。
まずは箇条書きをしてみます。
この9つの「星」の呼び方はすべて暗記してください。
「九星術」を理解するとき、「九星」に詳しくないとなにを述べているのかわからないからです。
★九星盤の基本形
東南 南 西南
四九二
東 三五七 西
八一六
東北 北 西北
この基本形は奇しくも「魔法陣」となっています。縦横斜めの列すべてが「足すと15」になるのです。この数学的な配置は河に棲んでいた亀の甲羅に刻まれていたものを偶然発見したとされています。これを「河図洛書」といいます。
★奇門遁甲での八卦の配置と九星の宮のめぐり方
(先天)八卦盤 宮位盤 飛泊(星のめぐり順)
東南 南 西南 東南 南 西南 東南 南 西南
兌乾巽 巽離坤 957
東 離 坎 西 東 震 兌 西 東 813 西
震坤艮 艮坎乾 462
東北 北 西北 東北 北 西北 東北 北 西北
※九星術では主に宮位盤を用います。「飛泊」の法則を憶えておくと、九種類の九星盤を憶える必要がありません。
★本命星の出し方
生まれた年の九星がその人の本命星です。
ただし立春から新年となるため、節分以前の生まれは前年の九星が本命星となります。
節入りは立春になった時間からなので、仮に立春の日生まれでも生時が達していなければ前年生まれの扱いとなります。
★生まれ年の本命星
計算式は至極簡単です。
「11−(西暦を10以下になるまで足した数)」
西暦総和が10なら一白水星、9なら二黒土星。一年の始まりは「立春」です。節入りするまでは前年の星が本命星となります。
たとえば西暦2024年なら「2+0+2+4=8」から「11−8=3」となって「三碧木星」ということになります。
★本命星の九星盤一覧
一白水星 二黒土星 三碧木星
東南 南 西南 東南 南 西南 東南 南 西南
957 168 279
東 813 西 東 924 西 東 135 西
462 573 684
東北 北 西北 東北 北 西北 東北 北 西北
四緑木星 五黄土星 六白金星
東南 南 西南 東南 南 西南 東南 南 西南
381 492 513
東 246 西 東 357 西 東 568 西
795 816 927
東北 北 西北 東北 北 西北 東北 北 西北
七赤金星 八白土星 九紫火星
東南 南 西南 東南 南 西南 東南 南 西南
624 735 846
東 579 西 東 681 西 東 792 西
138 249 351
東北 北 西北 東北 北 西北 東北 北 西北
★五行の象意(『五行思想』まとめで詳しく述べてあります)
木 甲乙・寅卯 春(2・3月) 朝(3〜7時)
緑・青色 樹木・植物 三碧木星・四緑木星
火 丙丁・巳午 夏(5・6月) 昼(9〜13時)
赤・朱色 太陽・明かり・熱 九紫火星
土 戊己・丑辰未戌 土用(1・4・7・10月) 朝昼夕夜の間
黄・黄土色 大地・土・地球 二黒土星・五黄土星・八白土星
金 庚辛・申酉 秋(8・9月) 夕(15〜19時)
白・光った色 鉱物・貴金属 六白金星・七赤金星
水 壬癸・亥子 冬(11・12月) 夜(21〜1時)
黒色 雨・海や湖沼・河川 一白水星
以上が「九星術の基礎」となる情報です。
本命星の九星盤は「飛泊」の順に並べているだけなので、すべてを憶えるより「飛泊」だけを憶えて並び替えてもよいですね。
参考図書
▼『基礎からわかる九星術の完全独習』鎗田宗准様/日本文芸社/税別2,800円
▼『説話社占い選書11 九つの星で運命を知る 九星術』鎗田宗准様/説話社/税別1,000円
主にこの二冊を中心にまとめています。
「陰陽師」までたどり着くに、「九星術」から「九星氣学」に行って方位術まで行けたらと考えています。
「陰陽師」は霊能力者ではなく、方位術が基本だと思いますので。
参考書籍はこれからどんどん増えていきます。
九星氣学が混ざると思いますが、どこまでが中国の九星術で、どこからが日本の九星氣学かはほぼ不可分になっているので、どのあたりまでに線引するのかが難しいですね。
とりあえず、上記した鎗田宗准様の二冊はわかりやすさとコストパフォーマンスでどちらかを選べばいいかなと。できれば二冊揃えておくと、勉強用とリファレンス用として使い分けられるのでオススメです。
とくに象意は基本的に上記二冊をまとめているので、必携です。
八卦のまとめも入るので、純粋にまとめているわけではないんですけれども。
九星術と八卦は兄弟みたいなものなので、九星の本命星と八卦には相関関係があります。
卜占術は四盤掛けと日盤鑑定のふたつがあって、どうやら四盤掛けは九星氣学のもののようです。ですが鎗田宗准様の二冊は四盤掛けのみの解説なので、ここで齟齬が出るんですよね。
九星術では日盤鑑定をやって、九星氣学で四盤掛けをまとめるべきか。
悩みます。
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