第10話 六白金星とは
六白金星の象意は八卦の「乾」が当てはまる。そちらの象意も参考に。
【基本的な意味】天、充実{完璧、充満、全盛、壮盛}、完了{終末、収穫、晩年、老成}、球、円、財産{富豪}、権威{名誉、政治、役所、官庁、法律、権利、裁判、傲慢}、剛健{堅固、刀剣、剛金}、闘争、上等{高級、上品}、正直、高貴{尊敬、崇拝、模範}、向上、先祖、光、頂点{サミット、上}、大きい、長い、広い、純粋、活動、激する{強い、暴力}など。
【人物】一切の長{天皇、大統領、首相、大臣、社長、主催者、頭領(棟梁)}、父、夫、老人、役人、軍人、資本家など、欲張りな人など。
【人物、病気】頭{頭痛、めまい、逆上、心神喪失、脳溢血(脳梗塞)、神経過労}、頭部・首・骨一切{骨折}、呼吸器(肺、心臓を含む)、熱や浮腫のある病気、皮膚病、など。
【職種】社長、役人、軍人など、乗り物に類する{自動車関連、航空関連、すべての乗り物の運転手など}、高価やきらびやかに類する販売や製造すべて{時計、貴金属、羊毛、皮革、絹織物、真珠、宝石、ガラス、鏡関連、証券関連など}、法律家、守衛、易者など、ほかに生命保険関連。
【品物】高価な品{宝石、貴金属、時計、指輪、首飾り、冠、証券、手形、小切手など}、大きな刃物、乗り物{車、電車、自動車、飛行機}、鉄砲類、ミシンなど、鏡、ガラス、ほかに被服{帽子、傘、手袋、靴下、高級衣類、羽織、外套}など。
【場所】権威{神社仏閣、城のすべて、教会、官公庁の建物すべて、山の手の住宅街といった高台の地域、城壁、名所旧跡、楼閣など}、公のものとして{劇場、学校、博物館、繁華街、競技場一般、駅}など。
【食べ物】穀物類{白米、大麦、大豆など}、栗、果実、固いもの{氷、カツオ節など}、高級料理、珍味、辛みが強いものなど。
【動植物】龍、馬(特に競馬)、ライオン、虎、犬(従順、素直な意味から)、イノシシ、鳳凰など。薬草、秋に咲く花(キク、リンドウなど)、果樹全般。
【天気】晴天、青空、みぞれ、雷、春には寒気、夏には猛暑や夕立、秋は秋晴れ、冬には厳寒など。
【数】4、9。
【色】白、白金の色、黒みがかった赤色。
【姓名】金へん、金、円、大などの漢字を持つ人。画数は1、4、9。
★六白金星はどんな星?
六白金星は「天」を表す。天は完全無欠を意味し、同時に剛く硬い金属を示す。これらから素朴や剛健という意味が導き出される。
金属を磨いて輝かせるには相当な時間が必要だが、そのぶんだけ素晴らしく輝くのが六白金星の特徴。五黄土星が一部の人しか知らない陰の皇帝とすれば、六白金星は誰もが知る皇帝である。
★六白金星を表すと……
・五行:金
・十二支:戌、亥
・季節:戌10月、亥11月(新暦)
・時刻:戌19〜21時、亥22〜23時
・色:白、白金
・方位:北西、戌・亥の方位
六白金星は八卦の乾金に当たる。乾は強いもの、剛いもの、高貴なものの暗示で「天」の性質を表すため、その尊さは計り知れないものがある。
★六白金星の基本的な性格
・度胸があって、活動的な性格の「行動型の人間」
・生まれつきリーダーの資格があり、大きな仕事ができる
・大局をつかむのがうまい。勝負を仕掛けるタイミングをよく知る
・独立心が旺盛で現実的そしてかなりの負けず嫌い
・自分がライバルと認めた相手には、わずかでも勝ちたがる
・言葉を飾る意識がなく、プレゼンやスピーチでは失言に注意
・自分の間違いを認められない
・女性は気品を感じさせる雰囲気があり、おおらかで小さなことにはこだわらない
・男性はおおらかに見えても実は神経質。細かいことにも気がつく
・運勢は晩年期が吉運。50歳代から60歳代に大きく活躍する場合が多い
六白金星の仕事・事業運
皇帝の運気を持っているので、真面目な人ほど責任感や向上心にあふれ、人並み以上の努力をしたり強い意志や行動力があったりする。
トップでいたいという負けず嫌いな性分もあり、若いうちはそれなりに優秀な業績を上げているにもかかわらず、正当に評価されていないと考えたり、上司よりも自分のほうが優れていると思ったりして、組織の上下関係に不和をもたらしがち。
仕事でも趣味でもつねにトップを意識し、その地位がふさわしいと感じて高職に就きたがる。しかしときとして、言動は立派だが結果が伴わない危うさも。
政治家、弁護士、評論家、経営者、医師や宗教家といった、大勢の人々を導く仕事に向く。
六白金星の金銭運
金銭に対する執着が薄い。絶対に儲けるという感覚がない。これも皇帝の星ならでは。
現代の日本では経済的な自由なしには行動できないことも多いため、お金を貯めるのが苦手なら早めに憶えるべき。そうでなければ、プライドだけ高く経済的にはさっぱりな人生に。この点に注意をしておけば晩年は安泰。
六白金星の恋愛・結婚運
情熱的な恋愛をするタイプだが、愛情表現はわりと下手で楽しめない。ドラマのような洒落た恋の駆け引きはできないが、自分なりの愛情表現は豊か。不器用なところも含めて、好きといってくれる相手であれば恋愛は成就する。
とくに男性の場合、外見よりも人柄を重視して相手を選ぶ傾向にあるので、結婚で失敗することは少ない。結婚後は亭主関白的な振る舞いをするが、基本的には優しく温かな家庭を持つ。
女性はどちらかというと男性的な感覚で、恋愛よりも仕事が楽しく、仕事優先なため婚期はやや遅くなる。その代わり周囲がうらやむような相手を見つけ、よい家庭を築いていける。
男女とも理想や夢をしっかり持っているので、同じ目標に向かって歩めるパートナーなら長く添い遂げられる。
六白金星と最も相性がいいのは、二黒土星、五黄土星、八白土星。次いで三碧木星、四緑木星の順。
六白金星の家庭運
よい家庭運を持っている。父方の親族との縁が強く、大いにかわいがってもらえる。
若い頃は一家の中心となるか、親族の世話のために早くから家を離れるかの両極端になりやすい。中年期以降は親戚や周囲の人たちのよき相談相手となる。
六白金星の健康運
スポーツマンタイプで健康運は抜群。身体的には筋肉質で、顔立ちは男女とも卵形(美男美女)。
もともと体は丈夫だが、無理な運動や過労がたたって徐々に健康を害し、気づいたときには深刻になっていたということも。丈夫だからこそ、日頃から疲れをためないよう注意。
運動は全般的に得意だが、無理をするとアキレス腱を切ったり捻挫や打撲などのケガをする恐れも。ストレッチや準備運動を行って、できるだけ未然に防ごう。
健康運は良好ですが、反対に精神面は神経質な方が多い。仕事や人付き合いによるストレスとはうまく付き合うこと。
身体上に問題が出るとすれば、心臓病や脳出血、あるいは高血圧など。
★六白金星の人の生きるヒント
六白金星は「剛金」の性質を持つ。剛金は決して負けない強い意志を表していて、敵を倒す強力な武器の意味も。言い換えれば戦いに長けた大将軍。自然にあるものでいえば、天に当たります。
六白金星の方は天の意思をもって、すべての人に恵みを与えるつもりで人生を過ごそう。
★六白金星のお手軽開運法
石を用いた開運法自体は、効力が強くないが、そのぶん持続性に優れている。
開運へと導いてくれるお守りとして照りのある白色の石、ピンク色の石、たとえば「真珠」「桃珊瑚」「ローズ・クォーツ」「ムーンストーン」などを指輪やペンダント、ブレスレットとして、常に身につける。
これらの石は、六白金星の方の感受性を豊かにし、直感力を高めて希望と愛を育んで幸福に導いてくれる石。生きることに疲れたときに、力を授けてくれる。
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