第11話 七赤金星とは

 七赤金星の象意は八卦の「兌」が当てはまる。そちらの象意も参考に。

【基本的な意味】潤い、恵み、口、柔、対決、挫折、講習、趣味、狭量{口論、嘆く、中傷、頑迷}、現金{金談、利息}、社交{雄弁、説明、お世辞}、華やか{一家団欒、笑い、喜ぶ、歌う、舞踊}、誘惑{食事、贅沢、散財、色事、欲}、刃物一般{刀剣、手術}、盗難、媚びるなど。

【人物】少女、愛人、芸者、女中、妊婦、巫女、不良少女、怪我を負った女性。講演者、低能。

【人体、病気】口{歯、口内疾患のすべて}、肺{胸部疾患のすべて}、膀胱、女性器{生理不順、性病、HIVなどの性感染症など}。切り傷、打撲。

【職種】講演家、飲食{食品卸業、飲食店、レストラン、喫茶店経営}、言葉{弁護士、占い業}、歯科医師、ハンドバッグなどの袋物製造業、華やか{花柳界、芸能界}、お金{銀行、貸金業などの金融全般}、刃物に関係する業務{外科医師、刀剣}。

【品物】刃物{ナイフ、フォークなど、医療器具、工具、文具}、金属{鍋、釜、バケツ、半鐘、吊り鐘など}。

【場所】歓楽街の飲食店{バー、キャバレー、スナックなど}。そのほかの飲食店、講演会場{講堂、結婚式場}、社交関係全般{ディスコ、クラブ、遊技場など}、沢、沼、くぼ地、谷、水際、溝、穴、塹壕、井戸など、養鶏場、鶏小屋など。

【食べ物】鶏肉、焼き鳥、卵、そのほかの鳥にまつわる食べ物。

【動植物】ヒツジ、サル、ヒョウ、水鳥の類、秋に咲く花全般、沼地や水辺に咲く花全般。

【天気】秋の天気全般、西風、雨、荒れ模様、たそがれ、星、新月など。

【数】4、9。

【色】白。

【姓名】口へん、金へんの漢字がある人。画数は2、4、9。




★七赤金星はどんな星?

 製品化された金属、一般的には指輪やネックレスなどのアクセサリー、貴金属や宝石類、金貨などの象意がある。

 一方で現金が増えることもあれば減る場合もあるので、利益を得たときの喜びとは反対に損失や不足も表す。一方で人体の口も意味し、語り合うだけでなく、喧嘩や口論をして悲しみや怒りの感情を生むことも。




★七赤金星を表すと……

・五行:金

・十二支:酉

・季節:酉9月(新暦)

・時刻:酉17〜19時

・色:白、赤みかかった白

・方位:西、酉の方位

 七赤金星は、八卦の兌金に当たる。六白金星が剛金や鉱石を意味するのに対して、七赤金星は、金銀(貴金属類)や宝石、貨幣、紙幣を表す。




★七赤金星の基本的な性格

・話すのが大好きで、コミュニケーションが得意な「リア充の人間」

・食べるのが好きでグルメ。贅沢も好き

・人の言葉をいともたやすく信用してしまうところがある

・他人からの援助を受けやすく、それで成功するときも

・浪費癖が難点。もともと金銭感覚に優れているので貯蓄も得意

・男女とも性的魅力にあふれる

・交渉上手だが、怒りっぽく軽率な面も

・持ち前の魅力から異性問題を起こしやすい

・陽気で派手な言動を好む。周囲に誤解されやすくあまり大成しない

・人生の吉運は中年期。40歳代から55歳頃までが活躍の時期



七赤金星の仕事・事業運

 六白金星が「皇帝の位」であるのに対して、「七赤金星」は「少女の位」。

 少女は純真かつ天真爛漫でありながら人の心を読むのがうまくておしゃべり好き。生粋の社交上手で愛嬌があって広い交友関係を持ち、いわゆるコミュニケーション能力に長けている。本命星の象意に口があるのもそのため。

 刃物の象意もあるので、外科医や日常的に刃物を扱う仕事にも向く。口の意味も合わせて考えると、料理人にも向く。また少女の面を活かせば華やかな職業たとえばタレントや歌手といった職業の素養も。

 若いうちは飽きっぽい性格が見え隠れするため、わがままな人という評価は避けられない。中年期になると順調に進むチャンス。晩年には面倒見のよさが現れ、部下や後輩の助けを大いに借りられる。



七赤金星の金銭運

 七赤金星は現金を表すので金銭運にたいへん恵まれる。困ったときには必ず誰かが助けてくれる。ここでいう現金とはそれほど大きな金額ではない。

 若いうちにお金で苦労したり親族の借金を肩代わりした場合は、金銭感覚に優れて将来的には財を成しますが、甘やかされて育つと浪費癖がついてしまう。

 お金持ちになるためには若いうちに浪費しないように心がけ、中年になったときは仕事に打ち込むように。それによって晩年には経済的な余裕が生まれる。



七赤金星の恋愛・結婚運

 自分が意識しなくても男女とも性的な魅力にあふれて非常に早熟。開放的で明るく会話が楽しい人なので、異性からモテるのも当然。

 ときとして自分で「この人」と心に決めた相手が、実は生粋の遊び人だったり、反対に自分が異性をもてあそんだり、さらには結婚後も昔の恋人と縁が切れず、不倫関係を続けてしまったり。あるいは長い間恋人だと信じていた相手が、実は既婚者だったという話も。

 恋愛にロマンを感じすぎるところがあるが、過去に苦い経験をしているなら、それも考えものかも。

 恋愛や結婚はどういう相手を選ぶかによって、人生が大きく変わってしまう。取り返しがつかない結果にならないよう慎重に。結婚は晩婚のほうがおおむね良縁に恵まれる。

 七赤金星と最も相性がいいのは、二黒土星、五黄土星、八白土星。次いで三碧木星、四緑木星の順。



七赤金星の家庭運

 口が災いして苦労しやすい傾向。失言や口論で苦しい、辛いと思う時期が必ずやってくる。

 若い頃に失敗を経験しやすいが、反省した場合、中年以降はしっかりした人物に。反省しなかった場合、自分勝手な人に。

 若い頃から晩年に至るまで、男女ともに和気あいあいとした家庭を作ろうとする。女性は子どものしつけや教育熱心になりすぎる傾向。



七赤金星の健康運

 長寿な方が多いといわれる。食べ物にはうるさいが、日頃から健康には気を使う。一方で、高価な食べ物やヘルシーな食べ物を求めすぎるあまり、食費がかさみやすい。

 美食が過ぎると金銭的に苦しくなるだけでなく、生活習慣病にかかったり不調を感じたりしやすい。若年から中年までは、呼吸器系や循環器系の疾患には注意。晩年には胃腸など消化器系にも注意。晩年には胃腸など消化器系にも注意が必要。




★七赤金星の人の生きるヒント

 七赤金星は「兌」の性質を持っています。この兌に「りっしんべん」をつければ「悦」となります。ゆえに七赤金星は悦びを表す。

 悦ぶためには相応の努力が必要になります。だからこそ、日頃の地道な積み重ねを忘れずに。

 浮かれていると、途端に運気が下がってしまうので、くれぐれもご注意ください。


★七赤金星のお手軽開運法

 石を用いた開運法自体は、効力が強くないが、そのぶん持続性に優れている。

 開運へと導いてくれるお守りとして赤色の石、たとえば「ルビー」「ガーネット」「赤珊瑚」などを指輪やペンダント、ブレスレットとして常に身につける。

 これらの石は、あなたに勇気を与え、さらにあなたにかかわるスムーズな人間関係を築かせてくれる石。生きることに疲れたときにあなたに力を授けてくれる。




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