九星術による命占術
本命星の象意
第5話 一白水星とは
一白水星の象意は八卦の「坎」が当てはまる。そちらの象意も参考に。
【基本的な意味】水{流動するもの、溶けるもの、沈没、入浴、水泳、泣く、溺れる、流れる、濡れる、飲む}。下{不倫、色情、多情}。嘆く{失恋}、秘密、刑罰、冷淡、下層階級、災害、憂愁など。
【人物】中年の男性(中男という意味では次男、もしくは16〜30歳の男)、悪人{盗賊、脱獄、脱走者、スパイ}、姦淫する人{遊女、愛人、色情好き、妊婦}、潜行者、外交員、知恵者(悪知恵)、死者、喪中の人など。
【人体、病気】泌尿器{腎臓、膀胱、尿道}、肛門{痔ろう}、陰部{子宮、生理不順}、鼻孔、耳、眼球、脊髄、体液{涙、汗、血液、精液}、性病、酒毒症、冷え性、心臓病(特に血に関係する疾患)、下痢、下半身の病気すべて。
【職種】水産業{鮮魚店}、船舶に関する仕事全般、塗装業{染物業}、酒に関する仕事{酒造業、酒販店、バー、居酒屋など}、料理人{板前}、クリーニング業、銭湯、風俗業全般、葬祭業など。
【品物】船舶全般、液体一切、釣り具、酒器、染め物の類{帯、袴、手ぬぐい}、人形、しわのある服、指輪、水晶、弓、自動車など。
【場所】水に類する{海、川、湖、池、銭湯、プール、キッチン、トイレ、消防署}、土の中に類する{地下室、地下街、地下鉄、トンネル、洞窟}、治療に類する{病院、医院}、死に類する{葬儀場、墓地}など。
【食べ物】水に関するものすべて{酒、醤油、味噌汁、吸い物}、塩、漬物、豆腐、川海に類する{鮮魚、海苔、昆布、ワカメ}、レンコンなど。
【動植物】地下に住む動物すべて{豚、狐、モグラ、ネズミなど}。水辺、水中にある植物すべて。寒つばき、瓜類{ヘチマ、ひょうたん、きゅうり}など。
【天気】水に類する{雨、雪、霜、霧、夏は水害、豪雨、梅雨、潮汐、高潮}、寒気、北風、闇夜など。
【数】1、6
【姓名】さんずいへんや水の意味を持つ漢字が名前に入っている人。画数は1、6
★一白水星はどんな星
イメージは水そのもの。水はどんな容器にもぴったり合うため、柔軟性、従順性がある。また冷えれば固体の氷にも、熱すれば気体の水蒸気にもなるので、周囲の環境で変化しやすい。水は大多数の生物にとって必要不可欠。大きな船を浮かせたり運んだりもできる。しかし、ひとたび荒れると大雨や洪水にもなるように、柔軟な面と荒々しい面を兼ね備えている。
一白水星を表すと……
・五行:水
・十二支:子
・季節:冬(子12月)
・時刻:23時から翌1時(子の刻)
・色:黒
・方位:北(子の方位)
一白水星は八卦の
★一白水星の基本的な性格
・思考が先行する「思考型の人間」
・置かれた環境にすかさず順応するタイプ
・義理堅いがなかなか自分を出さないので、他人が理解しづらい
・何事にも熱心にとことん取り組むが、自己の限界を感じると突然やめがち
・苦労性で神経質。こだわりも強く、強情だと思われやすい
・何事も流れるように進んでいったほうがうまくいきやすい
・外見からは判断しづらいが、内実は気位が高く簡単に妥協しない
・自身が持つ才能を活かした仕事ができれば長続きしやすい
・アプローチがしつこく恋愛でトラブルを起こしやすい
・知らないうちにやってのけるのでむっつりスケベだと言われることも
・経済的に困窮することは少ないが、大金持ちになる人も少ない
・男性は孤独を好み、女性は献身的な人が多い
・どちらかといえば中年運で、40歳代に大きなチャンスが訪れる
一白水星の仕事・事業運
水が高所から低所へ流れることから、コツコツと実績を積み上げる努力家タイプ。
面倒な仕事や問題がある仕事も、責任感の強さと、頼まれたら嫌と言えない性格から完遂する。若いうちから信頼を得て、仕事に前向きに取り組む人が多い。
また、故郷を離れての仕事は大吉。馴染みのない土地への転勤や転居の話は吉運が向いてきたと考えよう。
ただし若いうちの仕事運はかなり問題が多い。それでも「努力すれば夢は叶う」と頑張り続ければ、中年以降になってから活躍できる。若いうちにうまくいかなかった経験から、問題や困難を乗り切れる。
一白水星の本質である水は、交友や交わりを意味するので、交渉ごとや仲介を行う仕事や、小売業に向いている。
一白水星の金運
生まれつき金銭には不自由しない。ただし本質は水なので、油断するとお金が湯水のように流れ出る。一攫千金や不労所得などを企ててもまったく向かない。
地道に働いて稼いでいくのが、一白水星にとってお金持ちになる一番の近道。
中年期になると、これまでの努力が思いがけない形で開花する。事業を起こした場合、責任感の強さから多くの信頼を得て、業績は晩年まで安泰になる。
一白水星の恋愛・結婚運
身も心も燃えるような大恋愛とは縁遠い。恋愛が苦手なわけではなく、人知れず隠れた恋愛が多い。周囲に交際を知らせぬまま結婚したり、互いにさりげなく会話を交わすだけだったのが、いつの間にか恋人として男女の関係に発展したり……と他の人から見れば、地味と思われるような恋愛が多いか。
一度相手を好きになると相手に見返りを求める傾向があり、結婚で二人の関係は大きく変化する。ただし、恋愛において押しが強すぎるとうまくいかず、別れやすくなる。
また恋人や結婚相手という、一般的な関係性にこだわらない面が強く現れれば、同棲のまま何年も何十年も過ごしたり、結婚後いきなり別居生活を始めて、別の相手と暮らしたりする可能性も。
いずれもひとりだけの問題ではないので、相手と話し合ったほうがうまくいく。
一白水星と最も相性がいいのは、六白金星、七赤金星、一白水星。次いで九紫火星。
一白水星の家庭運
あまり恵まれた家庭運ではない。幼い頃に親が離婚したり死別したりだけでなく、両親が健在でも家族から孤立していたりなんらかの事情で家族と離れて暮らしたりした経験も多く、寂しい環境で過ごした傾向が強い。
九紫火星の月に生まれたり、傾斜宮で離宮傾斜である場合と大変よく似ていて、いわば宿命的なもの。
高齢の親族を介護して自身の婚期を逃すような要因があるかも。自らを犠牲にして家族を守ろうとするが、やりすぎると家庭に亀裂が生じる。
一白水星の健康運
一白水星は水の精を持つので、水に関する点に注意。特に泌尿器、生殖器、腎臓の病気には要注意。さらに耳鼻咽喉の病気や不調。女性は冷え性に注意。また水分やアルコールの意味もあるので、脱水症状や下痢、お酒の飲み過ぎにも注意。
体はそれほど丈夫ではないので、なるべく無理をしないで過ごすべき。
★一白水星の人の生きるヒント
地球上の多くの生き物は、水がなければ死んでしまう。その意味で「恵みの水」ですが、時として大雨や洪水、津波といった「水害」となってさまざまな物を壊し、無に帰す力も持つ。
自身に「水」のような大いなる力が秘められていることを忘れずに。
★一白水星のお手軽開運法
石を用いた開運法自体は、効力が強くないが、そのぶん持続性に優れている。
開運へと導いてくれるお守りとして輝きが美しい石、たとえば「水晶」や「ムーンストーン」、さらに「ホワイトハウライト」をブレスレットやペンダントで、常に身につける。
これらの石は、一白水星の方に巣食う不安を取り除き、強い意志をもたせるとされるもの。生きることに疲れたときに、力を授けてくれる。
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