第19話 意気地なし

僕は何度も桐谷さんにキスをし

舌を絡ませた

とても気持ちよく

感情が抑えきれないでいた

桐谷さんの顔をみるととても幸せそうな顔をしていた

可愛くて溶けてしまいそうだ

このまま最後までしてしまったら

何か変わりそうな気がした。

冷めるとかそう言う事では無い

手に入れたと言う安心感が大きくなるのが嫌だった


僕はキスを止めた


桐谷さん、、、

僕は、桐谷さんを愛してる

間違いなく最後の恋だと思う

だからこそ大事にしたい

卒業するまではやっぱりしないでいよう


「てんてんは、それで良いの?」

良いよ

桐谷さんが側に居てくれて

たまに抱きしめれるだけで今は満足だよ


「てんてん、、、ののの事を大事にしたい気持ちは分かるよ、でもね、不安に感じる時だってあるんだよ、やっぱり子供だから魅力無いのかなぁって」

桐谷さんは魅力的だし子供扱いなんてしてないよ、そう思わせてしまっているなら

ごめん


「エッチしたいとかじゃないの、初めてだし怖いって気持ちがあるから」

「でもね、てんてんの優しさに触れていたいの、言葉とか話し方の優しさじゃなくて

抱きしめてもらいたい、キスしてくれた時、凄いドキドキして頭がおかしくなりそうだったけど、これからするんだって思ったら

凄い幸せな気持ちになったの」

「愛されるって」


僕は、桐谷さんを抱き寄せた


僕もしたいよ

もっと愛して

もっともっと好きになりたいよ

消えそうで怖いんだよ

桐谷さんが居なくなったらと思うと

怖くて

















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