第12話 デート

僕たちは休みを合わせてデートをする事になった。


「てんてん?」

「起きてよぉぉ」


僕は楽しみにし過ぎてか余り寝れず起きていたのだが桐谷さんに起こしてもらいたく目を閉じている


「起きないとぉぉ!」

「浮気しゃうぞぉぉ」


僕は目を開けようとしたが

取られたくないと思い

桐谷さんを抱き寄せた


「もぉぉ!」

「起きてるじゃぁん!」


だって桐谷さんに起こして欲しくて


桐谷さんが僕の顔間近まできて

「かまちょだなぁー」

「てんてん!」

「そんな好きなのぉ?」


もちろん好きだよ

今も緊張するしドキドキもするよ


「でも、手出さないじゃん!」

「私はして欲しいのになぁ!」


高校生のうちはそう言うことは辞めようね

僕だって桐谷さんとしたいよ

でもね

欲望のままではきっと長くは続かないよ

卒業するまで大事にしたい

その後も、当たり前だけど大事にするし桐谷さんの幸せな姿を見ていたい


「ののはまだ子供?」


子供じゃないよ

素敵な女性だよ

じゃ、無かったら好きにならないし

こんな風にならない


「はやく、卒業したいなぁ」


そうだね

たくさん、お友達と思い出つくりな


「ねぇ!」

「早く支度してよぉぉ」


うん

急ぐね


本当に桐谷さんって色んな表情を見せてくれる










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