第11話 やっぱり!!
僕は、、、
現実だと理解するのに時間がかかり過ぎた
何で30も離れてる僕なんかに好意を持ってくれたのだろうか?
資産家でも無ければ地位も名誉も無いこんな中年オヤジを
不思議で仕方ない僕は幸せだが
桐谷さんは何年後かの自分達を考えているのだろうか?
今が良ければ良いと言う考えだったら
早めにピリオドを打たないと桐谷さんの貴重な時間を僕と言う中年に費やす事は本当に勿体無い事だ
「てんてん、、、」
桐谷さんが何か言いたそうだ
「で、、デートしてみたいぃ」
うん、デートしたいね
でも、皆んなに見られたらちょっと嫌かもな
「なんでぇ?」
気まずいでしょうよ
僕達が付き合ってて
向こうも変に気を使っちゃうでしょ
「そうかなぁ?」
「こそこそ付き合うの嫌だなぁ」
そうだけどさー
でも、僕も桐谷さんとデートしたいから
しようねっ!
「うんっ!」
凄い喜んでくれている
その顔は本当に可愛いく
愛おしい
とりあえず高校を卒業するまでは隠れて付き合う事にしよう
進学すれば桐谷さんも視野が広がり現実を受け止める事になるだろう
それまでは僕も全力で桐谷さんを愛していくと心に決めた
桐谷さんが僕から離れて行く事は寂しいけど
やはり、愛している人には幸せになってもらい
笑顔が絶えない人生を送ってもらいたい
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