第4話 現実?

桐谷さんのウインクでなぜか意識が遠くなり

もう、夢なのか現実なのか分からない

でも、ウインクした桐谷さんの顔は一生忘れないだろう夢でもあの破壊力ってどんだけ可愛いんだ桐谷さん!

えっ!

これは夢の中だよな?

夢の中で妄想してる?

頭の中がぐちゃぐちゃしてきて急に眠気に近い感覚が襲ってきた


しばらくして意識が起きようとしている

そして、なんか身体が妙に重く息苦しい

風邪ひいたかな、、、

忙しい時期に風邪はかなりキツイ

起きて支度しなきゃ

仕込みが間に合わない飲食業ってこう言う時、本当に辛い職業だと思う


うん?

鼻が痒い、鼻水でも出るのか

ティッシュを取るために腕をあげようとしたが重くて腕が上がらない

こりゃ重症だな


「てんてん」

うん?

幻聴?

休まないとヤバい様な気がしてきた

「やっと起きたのぉ?」

「わたしも寝ちゃったよぉ」

えーーー!

桐谷さん!

どうして!?

「どうしてぇ?」

「てんてんがずっとわたしの顔を見ててぇ」

「ウインクしてあげたら寝ちゃうんだもん!」


えっ?これって現実だったの?

現実ならこれって犯罪じゃない?

手出してないはずだ

恐る恐る視線を桐谷さんの方に向けた

良かった!

服は来ている

だがしかし!

なぜ、僕のスエットを着ているのか

勝手に着たのか?


桐谷さんそのスエット、、、

「てんてんの勝手に着ちゃったぁ」

「制服が良かったのぉ?」

いやいや、そうじゃなくて

「ダメ、、、だったぁ?」

ダメじゃ無いよ大丈夫だよ

「良かったぁぁ!」

違う違うそうじゃ無い

桐谷さん!

「ねぇーねぇー」

「いつまで名前でさんつけるのぉ?」

「下の名前で言って欲しいよぉ」


可愛いだけじゃ無いのね!

凄い大人っぽい顔もするのね

びっくりだよ桐谷さん

そして、僕は久しぶりに朝立ちをしている

そりゃ!

好きな人が隣に居たらそうなってしまう!

いけない事だと十分に分かっているのに












  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る