私の遺書、その付言事項

私の名前は、十河暁。
この文章が読まれているということは、私はすでに死んでいるだろう。
シノニムのごまかしをやめて確と告げるなら、これは遺書だ。
生命の意味を遺すためにあるべき文書を、死に行く私は、先輩を殺すためだけに費やすことにする。
告発、あるいは復讐、あるいは応報。
私のいない世界でのうのうと目覚める先輩に、私は容赦のない一撃を与えたい。