概要
一般投票による「カクヨム賞」選出のために、応募時の原稿そのままの形で掲載しています。
「カクヨム賞」は下記Googleフォームよりどなたも投票頂けます。投票〆切は4/11です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdAfwK6rKOFxGTcOSTjVKvMJJH1xf60npyDOoJunzIyp88sTA/viewform
【カクヨム賞の詳細はこちら】
https://kakuyomu.jp/info/entry/yokomizohorror44_secondary_selection
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【作品あらすじ】
とある金満家の屋敷で起き
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!怪異か、人間か!?ホラーもミステリーも存分に味わえる口演感じるエンタメ
どこかコミカルな印象を受ける語り口に気を許していたら、序盤の「ぞろり」で一気にゾッときました。
ほぼ全話が4,000文字未満で、適度な改行もあり、さらには毎回引きが強い! そういったWebで読む配慮だけでなく、登場する人物たちも癖があって(アニメ絵も似合いそう)、エンタメ性に富んでいると感じました。
怖さや引っくり返るような展開が短スパンで来るため、物語は驚きと共に、転がるようにして常に前に進んでいきます。
一方で、語彙は普段見かけない難しめなものが幾つも用いられており、近代日本文学のような硬い印象を受けました。物語も作り込まれていて、読み応えがありました。
この気楽なエンタメと重厚なエンタ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!本当に怖いのは、人ならざるものか人間か
主人公の出雲は、ある有名人のゴーストライターを務めることになる。
出版社の命を受けて山村へ向かった出雲が、古い旅館に足を踏み入れると、まるで何かを警告するかのように、黒電話が鳴りだした。そして、不可解な自殺があったことを聞かされる。
身元不明の老人が首吊り自殺をした話など、自分には関係のないことで、ただ、怪奇小説家としては興味がある。その程度だったが——出雲自身も気付かないうちに、事件に巻き込まれていく——。
執筆をするために山村を訪れたはずなのに、とんでもない仕事を任されてしまう場面があります。自分だったら絶対にできないなと思いました。怪異よりも、その仕事の方が怖いです。
タイト…続きを読む - ★★★ Excellent!!!私はこれが好き
その場の空気や塵を感じる、味わい深い文章。かっちり&難しめ語彙な作品。
ウェブ読者には辛いかな、と思う重みがありますが、作者様がその点を理解しているとわかる改行スペースのおかげで、読みやすいです。
重厚で密度が高いのが素晴らしい点なのですが、ウェブだと不利になってしまう。
そこでプラットフォームに合わせて工夫する柔軟性や読み手への思いやりを感じて、好きだなと思いました。
知識量、情報量が心地いい。
知らなかったことが知れる。知っている知識が出てきてにっこりする。そんな知的な楽しさが味わえる。
時代感は古めですが扱っているネタが「あ、去年から今年にかけて話題になってたなぁ」というものもあり、…続きを読む