概要
復讐! 撫で斬り! ただの一人として生かして帰すものか!
これはかつて、大分・鶴崎の地にて起こった話。
時は戦国末期。窮地に立たされたかつての九州の雄、豊後の『大友家』。
南より攻め上がるは薩摩の『島津家』。
危機に瀕する大友家に抗う力はすでになく、薩摩の荒くれ者達に蹂躙されるだけであった。
だが、その豊後・鶴崎の地において、敢然と立ち向かう女あり。名は妙林。鶴崎の地を預かる者だ。
領地領民を守るため、そして、なにより復讐のため、妙林はあらゆるものを差し出した。
かくて、鶴崎の地に死神は舞い降りる。
時は戦国末期。窮地に立たされたかつての九州の雄、豊後の『大友家』。
南より攻め上がるは薩摩の『島津家』。
危機に瀕する大友家に抗う力はすでになく、薩摩の荒くれ者達に蹂躙されるだけであった。
だが、その豊後・鶴崎の地において、敢然と立ち向かう女あり。名は妙林。鶴崎の地を預かる者だ。
領地領民を守るため、そして、なにより復讐のため、妙林はあらゆるものを差し出した。
かくて、鶴崎の地に死神は舞い降りる。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!こんな女城主が日本にいたなんて
妙林は豊臣秀吉の時代、九州豊後の国に実在した女性。しかも出家しています。
その妙林が留守をあずかる鶴崎城に、進撃したきた薩摩の大軍勢が迫ります。
これに対し、降伏をよしとせず、籠城戦を選択する妙林。ただし、城にいるのは女、子供、老人ばかり。
しかし、この絶対的に不利な籠城戦において、妙林の知略は数度にわたる敵の大攻勢を退けます。そして、最終的に……。
本作は、史実を元にした中編小説。どこまでが史実で、どこからが創作なのかは分かりませんが、その展開はまるでドラマのようです。
日本の歴史にはまだまだこんな、格好いい女性がいたのかと感心しました。