第8話 夕方ワイド異世界一番
「お疲れ様です!」「おつかれ~」
そうして、お互いに挨拶したみんながフロアから出ていく
また、窓を見ればまだ太陽が沈んでない事が今日も定時に上がれた事を示す
今日も、業務量が少ない&日程に余裕があるので帰宅できるのである
(スキル様様だぜ!ご都合主義万歳!)
そして、俺も会社を足早に出て駅にむかう
昨日の衝撃もあり今日は、はやく布団で寝ようと思っているからである
そして公園まで来た時———
「あっ!ようやく来たわね。さぁ、牛丼屋行くわよ!」
「げっ!こんな所まで来るなよ!それにまたその服装かよ!家にいろよ!」
「はぁ?せっかく私が向かいに来たというのになんなのその態度は!!」
昨日の元凶であるノルンが現れたのである。昨日と同じ服装で。またスキル使ったんじゃないだろうな?そう思っていた時、後ろから声がする。
「うぉぉぉ!宙に浮いている‼ジャンプじゃなかったのか⁉」
———通時の目の前にバカAが飛び出してきた!!
「なに、このうるさいバカは?まさか、アンタの仲間?」
「どうだか。出来れば人違いであって欲しいね。」
「通時‼オイ!この人浮いてるよな⁉体操選手ではないよな⁉」
「やっぱり、この頭。アンタの仲間じゃない。」
「おい、頭で決めるな。常識的にコイツと同等とか失礼すぎるぞ。」
「いや、君たち!俺の質問聞こえてます!?声聞こえてます!?」
そう目の前にいるバカAこと太郎はノルンが宙に浮いてる事に衝撃を受けている。
さすがに、ドラマの撮影ではもう厳しいか?いやコイツならあるいわ?っとどう誤魔化そうと考えていたその時———
「うるさいわね。宙に浮いてるのがそんなに珍しいわけ?」
「いやいや、人間は宙に浮かんでしょ!なぁ、通時!」
「そうなの?それならなんでアンタ、驚かなかったのよ?」
「あの時は夢だと思っていたし、そんな事いちいち拾えないほど衝撃な事が多すぎてな。まぁ、太郎の言う通り人間は浮かばないよね。」
「ふ~ん。なら、変えるわ。」
「えっ?」
そういうとノルンは右手の人差し指を立てて回す。お前はアニメにでてくる魔女かよ。そう心の中でツッコミを入れてたその時———
「うん?あれ?まぁいいや。へい、通時!とりあえず俺をその人に紹介してその人に俺を紹介して下さい‼‼」
「えっ?お前、ノルンが浮いてる事は良いの?」
「逆になんで俺は浮く事を変だと思ったのか分からない。人が浮いてるぐらいよく聞く話だろ?」
「えぇぇぇ⁉さっきまで浮いてる、浮いてるっと騒いでたじゃないか⁉」
「そりゃ、浮ける人はとても珍しいからな。けど、浮ける人がいる事自体は可笑しくないだろ?」
「すまん、太郎少し離れる…ノルンさん、ちょっとこちらへ…」
そして太郎から離れ、宙に浮いてたノルンを地面に立たせる。
「おい、今度はどんな願いでスキルを発動した?」
「人が空を飛んでても違和感ない様にしたの♪これで、私も自由に飛べるってもんよ!」
「もんよ!じゃないアホ‼スキルの範囲とか飛べれる様になった理由は何になってるんだよ!?」
「スキルの範囲は世界になってるはずよ。そして理由は多分、スキルの能力って事になっているはわよ!」
「どや顔で言うな‼そして範囲が世界とかアホすぎるだろ‼反動の影響でどれだけの規模になるんだよ‼それにスキルって都合良すぎるだろ!」
「だって、スキル<ご都合主義>だもん。」
「本人もよくスキルの事が分かってないとかwww嘘だろおい。これからそれで全て乗り越えるつもりなん?ご都合良すぎだろ。」
「都合良いスキルでしょ♪」
俺は、その事実にもしかしてこのスキルは神にも匹敵するのでは?っと思うのであった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます