概要
橙の色と香りに包まれると思い出す。暗闇で必死にしがみついたあの背中を。
飲食店でアルバイトをする樋山眞紀は、休み明けの出勤時に、同じ日に入った男が突然アルバイトを辞めたことを知る。かつて自らも思い悩み他者によって救われたことのある眞紀は、彼を過去の自分に重ね合わせ、とあるきっかけから手を差し伸べようとする。しかし事態は眞紀の思わぬ方向へ動いていく……。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか？