翻訳さん。

この作品は、文化祭を抜け出し、文芸部の朗読会に紛れ込んだ浅茅律子(リコ)が出会った読み手であり、「翻訳さん」のあだ名を持つ上有住澄香(ミカ)の二人が織りなす、純愛百合作品です。

この作品の特徴はリコとミカ、行動力お化けな猪突猛進少女とおとなしめな少女の二人の関係に有ります。
朗読会で出会い、その声を求めてきたリコと、リコの真っ直ぐなところに惹かれたミカ、愉快な友人達など、多くの個性溢れた人物達が、私達に笑顔と尊さを届けてくれます。

薄暗い第二図書室の中で紡がれる甘い百合作品です！

1月16日　安藤栞

最新投稿分（第５話）まで、拝読させていただきました。

物語の語り手である主人公『リコ』の行動力がまず、ヤヴァい。朗読に聞き惚れた、というだけで学校中を練り歩き、先輩に話を聞き、ついに本人と思しき声を耳にしただけで捕まえに行く。そのひたむきさ、年頃故の青さが眩しくて素敵です。

そして何より！　その行動力にタジタジになるヒロイン『ミカ』の戸惑い！　陽の者に迫られる陰の者って、どうしてこうも心をくすぐるんでしょうか。すこです。

まだまだ語られていないバックボーンがありそうな雰囲気ですが、既に第０話時点で『そういう関係』になっている二人。いつそこへ至るのかが今から楽しみです。

あと、「よくで…続きを読む