概要
太陽に背を向け、神への反逆を決意した、心優しい暴君の物語
本ばかり読んでいて目が悪く、収まりの悪い赤毛をいつも揺らしていることから、『ボサボサ赤毛の眼鏡姫』と呼ばれている貴族のお嬢様アリス。
化け物と蔑まれ、愛を知らずに育ち、いつしか吸血鬼となった少女ダキア。
ひょんなことから薄暗い森の中に迷い込んだアリスは、さ迷い歩く内に不思議な館に辿り着く。
そこはおとぎの国か、はたまたあの世の入口か、人ならざる者達の住処であった。
そして、その館の主人であるダキアと出会う。
アリスとダキアは語り合い、愛と、優しさと、真実と、怒りと、全てさらけ出す。
それは誰よりも愛情に溢れた者による、神への反逆の物語。
《ファンタジー要素ありの短編ヒューマンドラマ 25000字》
化け物と蔑まれ、愛を知らずに育ち、いつしか吸血鬼となった少女ダキア。
ひょんなことから薄暗い森の中に迷い込んだアリスは、さ迷い歩く内に不思議な館に辿り着く。
そこはおとぎの国か、はたまたあの世の入口か、人ならざる者達の住処であった。
そして、その館の主人であるダキアと出会う。
アリスとダキアは語り合い、愛と、優しさと、真実と、怒りと、全てさらけ出す。
それは誰よりも愛情に溢れた者による、神への反逆の物語。
《ファンタジー要素ありの短編ヒューマンドラマ 25000字》
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ありがちな設定のファンタジーかと思いきや、かなり濃密なヒューマンドラマ
本作はタイトル通り、二人の少女を中心にして展開し、二人の会話が中心となるストーリーなのですが、百合百合しい要素はほぼなし。登場人物とは裏腹に、かなり硬派な内容となっています。
登場人物の設定や小道具の使い方、台詞の言い回しに伏線の回収、どれも高水準で仕上げられ、短篇小説とは思えないほどの読みごたえがあります。
ヒューマンドラマ、というタグをわざわざ入れているところからも、作者さんの並々ならぬ思いが感じ取れます。
本当の意味での愛や優しさとは何か、それを二人の会話から見て取れますし、よくストーリーを考えたなと感心しました。
だいたい2万5千字くらいの短篇ですので、ちょっとした時間でも読…続きを読む