ありがちな設定のファンタジーかと思いきや、かなり濃密なヒューマンドラマ

本作はタイトル通り、二人の少女を中心にして展開し、二人の会話が中心となるストーリーなのですが、百合百合しい要素はほぼなし。登場人物とは裏腹に、かなり硬派な内容となっています。

登場人物の設定や小道具の使い方、台詞の言い回しに伏線の回収、どれも高水準で仕上げられ、短篇小説とは思えないほどの読みごたえがあります。

ヒューマンドラマ、というタグをわざわざ入れているところからも、作者さんの並々ならぬ思いが感じ取れます。

本当の意味での愛や優しさとは何か、それを二人の会話から見て取れますし、よくストーリーを考えたなと感心しました。

だいたい2万5千字くらいの短篇ですので、ちょっとした時間でも読めます。

皆さんも是非、読んでみてください!

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