概要
異世界へのゲートが開発され、各国は新資源を求めてそれぞれが特区を建設。それぞれが新界と名付けられた別の異世界を探索、開発している世界。
人間が直接異世界に行くと、未知のウイルスなどで影響が出る可能性があるため、各国は専用のロボット『アクタノイド』を送り込んでいた。
臆病、コミュ障ゆえに就活に失敗していた兎吹千早は完全在宅業務の文字に惹かれてアクタノイドの操縦者アクターとなる。
その選択こそが、新界関係者を震え上がらせるボマー誕生の瞬間だった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異世界モノ?いえ、硬派なSFモノです。
この作品、舞台となる異世界を『開拓惑星』、群馬某所の新界開発区を『航宙移民船』と置きかえれば、バリバリ硬派なSF作品に早替わりします。
会話文は必要最小限。
地の文が大半を占め、ガッツリ読み応えのある作品となっています。
会話文多めな作品が苦手な人には、超おすすめで、昨今では、むしろ懐かしさを感じるほど、SFらしいSFライトノベルなのが本作品。
時勢柄、なぜか異世界モノなのは、むしろ愛嬌と云っても過言ではない(苦笑)
面白さは文句なし。
あえて欠点を挙げるなら、名前を含む固有名詞に使われる漢字が、非常に読みにくい事くらい。
どう読むのが正解?
も少し読み方が素直にわかるネーミングにし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!コミュ障をいじめないで!でも活躍が見たい!
面白く読みやすくて一気に読める作品です。コミカライズもアニメ化もそんなに遠くはないと確信しています。
まず、文章力は高いのですらすら読めます。
戦闘シーンの描写はくどくなく、空間をよく意識して描いたものとわかるので主人公の技量を堪能できます。よくある戦闘シーンを読んでも感想は「なんかやってる〜」しかないにはならない。
具体的な人物描写も少ないけどどのキャラも印象深い、まあ名前より二つ名と肩書きの方が覚えやすかったんですけど(笑)。会話がそんなに多くなかったのも個人的には好きです、ネット小説ではよくある話ですけど、ダラダラと無駄な会話をよまされるとイライラしますから、この作品では地の文と会話…続きを読む - ★★★ Excellent!!!引きこもりヒロインと、引き込まれる世界観が面白いです。
書籍から入りました。
流行りの現代ダンジョン物という素材を、新しい調理法や味つけで美味しく料理した。
そんな印象です。
予期せぬ事態にあたふたしながらも、赤字になりたくない一心で、必死に頑張る引きこもりヒロインの千早ちゃん。
追い詰められると出る、気色悪い笑い方も何故か可愛く思えることも含め、素直に応援したくなるほどに可愛いです。
完璧な人間はいない。
良く言われる言葉ですが、だからこそ引きこもりでコミュ障。一見ダメダメな千早ちゃんが新鮮かつ魅力に映り、共感出来るのだと個人的には思います。
ウサギやハムスターといった、小動物が好きな人は多分、刺さると思います。