閑話 【謝罪耐久】地獄の空気を味わえ【朱美さくら・黄昏ゆめ】
【謝罪耐久】地獄の空気を味わえ【
「これから花弁どもには地獄の空気を味わっていただきます」
コメント:なんで???
コメント:お前正気か?
コメント:おかしない?
コメント:なぁにこれぇ
コメント:復帰後、歌ってみた→お嬢コラボまでの流れはまだわかるけど、これはあまりにも予想外すぎん?
コメント:やっぱぶっ飛んでんなお前な
「じゃあ、復帰3発目のコラボ相手はこいつだぁぁぁぁぁあああああッ!!!」
「……うっす。ども」
「はい、被害者と加害者の夢の共演だぞ。笑えよ、お前ら」
コメント:いやぁ・・・きついッス・・・
コメント:笑う要素どこだよ
コメント:主犯じゃないにしてもなぁ
コメント:俺らの気持ちはぼろぼろ
コメント:やべぇなこいつ
コメント:なんやこれ
「私が言うことじゃないけど……誰が得すんの、これ?」
「被害者の私はキツいし、加害者のゆめも罪悪感でキツいし、花弁どもも気持ちが追いつかずにキツいし、運営も炎上しかねなくてキツい」
「マジで誰が得すんの???」
コメント:四者四損じゃねぇか
コメント:誰にも得なくて草
コメント:冷静に考えても頭おかしい
コメント:ようマネージャーが許したなこの企画
コメント:らんらんのマネージャーはザル
コメント:マネージャー仕事しろ
「提案した時、マネージャーにはめちゃくちゃ止められたけど、やりたい、って無理言ったら、運営を説得してくれたからむしろ働いてる」
コメント:マネージャー仕事すんな
コメント:有能な無能
コメント:なんでここで働いた?
コメント:止めきれよ
「というか、あんたもキツいのになんでやるのよ」
「え、やりたいから」
「キツいんじゃないの……?」
「キツいけど、やりたいじゃん」
「ごめん、わかんない」
「喧嘩した相手と直後にコラボとか滅多にやれないからやりたいじゃん」
コメント:久々に何言ってるかわからん
コメント:何言ってんだお前
コメント:やべぇな・・・
コメント:頭おかしくなった?
コメント:元からこんなんやぞ
コメント:他人のチャンネルだと大人しいだけでずっとこんなん
コメント:お嬢がらんらんをまともに見せてただけやで
「喧嘩って……」
「喧嘩でしょ、ゆめとは」
「……私が一方的に悪いでしょ、普通に」
「じゃあ、最高裁の判決です。情状酌量の余地ありで減刑して、謝罪耐久の刑です」
「情状酌量の余地どこにあんの……」
「ゆめが直接私に何かしたわけじゃないし、あいつが何かするのを止められなかっただけじゃん」
「そんなわけ……」
コメント:まぁ、情状酌量はそう
コメント:運営の公式発表見た限り、運が悪かったのも事実
コメント:完全に許して良いのかは見守ってただけの俺らには何とも言えんよな
コメント:らんらんの好きにしたらええんやない?
コメント:つか言わなくとも好きにするやろらんらん
コメント:それはそう
「今度からちゃんと相談しろ。友だちでしょ」
「……私、は」
「はい、続きは聞きません。ゆめが私との関係をどう思ってるかとか知らん。私はそう思ってるって話」
「……自己中すぎじゃね?」
「は?」
「ひぇ……」
コメント:草
コメント:らんらんにビビるの草
コメント:なんや今の可愛い悲鳴www
コメント:ゆめたそのか弱い声とか初めて聞いたわw
コメント:お前いつもドス効いた声でFPSやってるだろwww
コメント:ガチビビりは草
「ちなみにらんちゃんも誘ったけど、めちゃくちゃ丁寧な長文で、気持ちの整理ができていないからまだそれは無理、と言われました」
「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
コメント:残当
コメント:せやろな
コメント:草も生えない
コメント:お嬢に断られるのはなかなか・・・
コメント:これは効きますねぇ!
コメント:てかこの企画やるらんらんが異常やろ
コメント:お嬢の反応が自然やぞ
コメント:てかお嬢が断ったこと言って良いんか?
「あ、らんちゃんにはちゃんと許可もらってるから。まぁ、そもそもらんちゃんはらんちゃんで陰口とかしないタイプだし、本人の前で言えないことは言わないし」
「……わかる」
「は? 何? らんちゃんの理解者
「ひぅっ……」
コメント:なんやこいつw
コメント:どこにキレとんねんwww
コメント:厄介オタクムーブやめろwwww
コメント:ゆめたそのクソ雑魚ムーブ、新鮮な光景すぎる
コメント:いいぞもっとやれ
「んで、今回の配信はゆめの謝罪耐久ということで、ひたすらあらゆる禊ぎに挑戦してもらいます」
「それは、まぁ……それであんたの気が済むならそれでも良いけど」
「はい、その罪滅ぼしになるなら、って姿勢が気に入らないので、禊ぎが増えます」
「禊ぎがそもそも罪滅ぼしのためにやるもんなんだから、正しい姿勢でしょ」
「……はい、正しいことを言ったことが気に入らないので、禊ぎが増えます」
「は?」
コメント:さてはこれ、らんらんの気分で終わらないやつだな?
コメント:本人でさえ明確な終わりを定めてなさそう
コメント:こういうときのらんらんは適当に喋ってるから本人でもよくわかってない
コメント:こいつノリだけで喋ってることが多いからな・・・
「最後はナレーターと一緒にエンディングを目指すゲームで赤ちゃんを救うミッションをこなしてもらおうと思ってるけど、その前に色んな禊ぎをやらせます」
コメント:おい今なんつった?
コメント:最後が地獄確定してなかった?
コメント:え、マジで地獄?
コメント:それだけはやめろ
コメント:俺らの方が耐久じゃねーか!
コメント:何のことかわからんから何でこんなコメント欄になってるのか余計にこわいんやが
コメント:徹夜コースかぁ・・・
「まずは1発目の禊ぎ、してみよっか」
「……何だってやってやろうじゃん」
「はい、ホラゲ」
「──」
「私が簡単に許すと思ったか。地獄を味わえ」
コメント:こいつ色々言ってたけど、単純に復讐したいだけやんけ!
コメント:せやろな
コメント:よかったいつものらんらんだ
コメント:敵には容赦しない
コメント:まぁでもコラボしてるだけ有情な方やろ
コメント:実際完全に共演NGとか最悪引退でもおかしくはなかった
コメント:それをホラゲで許してやるんだからな
コメント:言うほどホラゲって禊ぎか?
コメント:ゆめたそ、マネージャーにガチでホラゲNG出してるくらいには苦手やぞ
コメント:ホラー系企画に一切登場しない
コメント:夏のほめるた!納涼企画の裏で1人でずっとFPS配信やってるくらいにはNG
「え、マジ?」
「マジです。マジ。マネージャーさんにも、当人が承諾するようなら、と言質はもらってるから。やめても良いよ。やめられるもんならなァッ!!!!」
「ッ……!」
コメント:こいつ・・・
コメント:いいぞもっとやれ
コメント:自分が優位になるとイキるらんらん草
コメント:禊ぎのため、とか理由付けされて逃げられるわけないやろ
コメント:絶対にやらせるという強い意志を感じる
コメント:とうとうゆめたそもホラゲデビューか
「……やめる!!!!」
コメント:草
コメント:草
コメント:草
コメント:草
コメント:草
コメント:やる流れやったやろ
コメント:クソデカボイスに笑ってしまった
コメント:自信満々で草
コメント:どんだけホラー嫌やねん
「何でもって言ったじゃん!!」
「何でもやるとは言ったけど!!! 何でもとは言ってない!!!!」
「何言ってんの???」
コメント:何でもやる(何でもとは言ってない)
コメント:らんらんに何言ってんのって言われるのはもはや才能だろ
コメント:さてはこいつら面白いな?
コメント:なんかもう面白いから俺はこの配信を楽しむことに決めたわ
コメント:地獄の空気はなかったんや
「ホラゲは違うじゃん!!!! それは何でもじゃないじゃん!!!!」
「ごめん、わかんない。何でもでしょ」
「ね、他のことならやるからさ? ね? ね? ホラゲはなしにしよ? 朱美様ぁ」
コメント:こびっこびの声草
コメント:こんなゆめたそ見とうなかった
コメント:お前こんなおもしろキャラだったっけ?
コメント:もっとS系だと思ってた
コメント:FPS中はそれであってる
「絶対に無理そう?」
「……絶対、じゃないけど」
「よし、じゃあ、今日の配信じゃ一本くらいホラゲ試すの目標でやろう。私のオタクとしての本能がゆめにはホラゲが似合うと言ってるし」
「なにそれ……わかった。信じる。一本くらいホラゲやってみる」
コメント:はい、言質
コメント:一瞬らんらんが優しくなったのかと錯覚したが、確かに言質取ってるだけで草
コメント:ゆめたそ騙されてんぞ
コメント:こいつホラゲをやるという言葉を引き出したかっただけでは?
「それじゃあ、とりあえず、このゲームかな」
「なんてゲーム?」
「『ド◯ドキ文◯部!』って恋愛シミュレーション」
「……初めて聞いたタイトルだけど。え、それ禊ぎになる?」
「復帰直後からいきなり難しいゲームやらせてもキツイでしょ。だから、まぁ、最初は簡単なゲームからってね」
「……朱美にしては意外と優しい」
「は? 心外だが?」
「自分の過去の行動を思い返せ? ……それは私か」
「自爆すんな。はい、やるよ」
「うん……ありがと、朱美」
「朱美ィ゛ッ!!!!!!!!!!!!!!」
コメント:悪いなゆめたそ、『ド◯ドキ文◯部!』はホラゲなんだ
コメント:ここまで誰もコメント欄でそのことに触れてなくてお前らの連携に笑ったわ
コメント:どんだけやらせたいねん
コメント:爆笑してるらんらんの声で笑うわこんなん
コメント:大絶叫からの朱美ぃ!は笑うからやめろ
コメント:マジで仲直りしたみたいで安心した
コメント:ほんと、なんか2人がまた笑い合ってるだけで満足だわ
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