【still Alive】無双できないスキルなので、知識とハッタリで乗り切ります！～転生者だらけの異世界は、俺達に超絶エグい極上ファンタジーでした～　(表紙イラスト有り)

まず、初っ端の“石”で「そうきたか」と笑いました。
ええ、石です。読めばわかります。

軽快なボケとツッコミによるコメディは終始面白く、シリアスの最中でさえその精神は健在です。

転生要素がありますが、いわゆる天与の能力による無双ではなく、ある程度地に足がついた展開の仕方をしていたことが個人的に好みでした。

随所に興味を引く謎も置かれ、文章もわかりやすく読み続けやすいので、全体的にバランスが良い作品だと思います。

130話超えしていて結構ボリュームがあるので、時間がある時の一気読みにもオススメです。

続きの用意があるとのことなので、楽しみに待っています。

奇をてらわずにマジ書きすると、作者様の力量に腰を抜かします。

全体を流れる軽快な文体に含まれるのは、圧倒的な引き出しの多さからくる「もう情報量の多重さがミルフィーユじゃん！」という感じです。

拾い切れない程のこまかいボケに、ニヤニヤがとまりません。

わかりづらい？　いいえ、文体は非常に完成され読みやすく、構成も的確に行われ、適切な安心感を獲得しています。

その引き出しの多さが分かりやすい部分の一つは、戦闘シーンです。

通常、情景描写に陥りがちな所で、作者様は心理描写に振っております。

皆様に分かりやすく言えば、ハンターハンター富樫的な描き方です。剣を振った、ドン、やった、ではない…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（91文字）

プロローグ一言目に思わず笑い、蒙古斑に追撃されてからの石！？にトドメを刺されました。一話ずつも読みやすい分量で、すいすい読ませて頂きました。
二章からもじっくり読ませて頂きます。

キャラクター同士の掛け合いも楽しいし、親友がまさかの〇〇に転生とか、転生者が世界の〇割など設定も面白い。
その一方で世界観はしっかり作ってあるので安心して読めます。
序盤から登場する三人――主人公、親友、ヒロインのキャラが立っているのも魅力的！

関西弁の女の子声の石がだんだんかわいく思えてきます。文章に引き込まれてすらすら読めました。

一章の三話目まで読みました。
異世界転生ものなのですが、世界観の説明がわかりやすくて設定が自然に頭に入っていく感じです。
技術や文化についてひと工夫されてるのがいいアイデアだなと思いました。

主人公の相棒は関西弁をしゃべる石なのですが、とにかくおしゃべりだし失礼なことも言いたい放題！
そのせいで主人公は大変な目に遭うのですが……ドタバタ感と軽快な会話がとても良い感じだと思います。
彼らが無事に異世界を生き抜いていけるのか、引き続き温かく見守りたいと思います(*ﾟーﾟ)ｖ

イチイチ台詞が面白いし、情景をイメージするとついつい笑みが溢れる！

主要キャラクターの転生先が石！　剣でもペンダントでもオーブでもなく、石です石！　斬新過ぎるでしょう。　しかも超ポジティブ（現状拝見した所までは）。
そんな二人？の軽妙なトークがコメディ感を演出し、読んでて楽しいです。こういうタッチ大好きです。

でも、シナリオはしっかり読みごたえがあり、まぁその結果（解決時）にコメディ感が付いてきますが、それもまた楽しい！

シリアスだけでも面白い小説はある。
コメディチックなノリだけでも名作はある。
だが、この作者は、最初にノリノリで出てきたにもかかわらず、それゆえなのか、あっさりシリアスもいける雰囲気を生み出している。
私は、小説も、絵も、漫才も、緩急は大切だと思っているが、この作者は、私の苦手とするその緩急をいとも簡単に出来るだろう。
もしためまで使われたら、私はひたすら頭を下げるしかない。
その才能にエクセレント