第11話a
な、なんだと………?!
とかというありきたりな茶番劇は置いといて、今ここで顔面をグーで思っきし殴られながら空中から地面に落ちるまでの間、疑似的に走馬灯を生み出してみたが………。
ちょっと僕でも萎えるよなぁ…これは。
だってさ、魔力をもう纏わしてるんだよ?
こちとらそこまで行くのに独学で1ヶ月かかったんだぞ?
いや、なんでだよ。
そんなどことなく虚しいくも、彼女はいずれ予想外な規格外に成るだろうという悔しさと安心感が込み上げてきながら地面に後頭部をぶつけて、二度寝に入ることにした。
そのあと、すぐさまコップに水を入れた綾瀬がぶっかけてきた。
本当ならこの場合、「ブヒ、ブヒ!ありがとうございます!!」とでも言わなきゃならんだろうが知ったこっちゃない。
とりあえず胸を触ろうとしたら締め技を喰らった。
解せぬ。
そんなこんなあってとりあえず
朝起きて礼装を使い、街の中を覗いてみると学校のところは一つの要塞と化していた。
もちろん、生徒だけではなく、大人もいるが、ほとんどの働きは生徒がしているようだ。
まぁ、あの生徒会があるしな。
だが、それだけだったらわざわざ敵になる可能性が大きいところに入り込もうとはしないよ。
なんだってさ、
「彼処、ダンジョンを管理してたんだよね」
ホント、びっくりしたよ。
あれから、いろいろ用意をしたあととりあえず学校が見えるビルの屋上にきた。
綾瀬はうちの屋敷にも服はあるが俺と一緒には学校に来たくないとのことで屋敷にて魔力の操作訓練をしている。
元々、才能があるのかも知れないし、ステータスの影響かもしれない。だが、使えるものは使うというのがモットーな俺らなので待機してもらってる。
まぁ、そもそも、一緒に学校に来たら後ろから刺されるかもしれない……マジで。
そう、マジで。
ぶっちゃけた話、学校に来たのはそのこと。
飴のようにいつの間にか溶けてしまうようなあのダンジョンには興味はない。
おそらくだが、あのダンジョンは定期的にモンスターを狩っているのだろう。
そして、その倒したモンスターの魔石を使っていろいろやっている。
では、目的は何か。
あの時、
いや、びっくりしたさ。一応実体が無いようにしてるのにいきなり破壊されましたよ。
つまり、破壊した者は物理的攻撃ではないと言うこと。
もちろんステータス持ちがやった可能性もあるが破壊された原因となった術式を調べてもステータス特有の色とかが見つからなかった。
え?どうやってそういったステータス特有の色とか調べたのかって?
いや〜ほら、近くに検体がいるじゃないですか、ね?
まぁ、どうやって体を調べたのかは禁則事項ですよ。
ね?バレたら多分殺されちゃうし。
と、言うことで破壊した犯人はほとんど確定で魔術師。
それに、術式の内容も詳しくわからなかった。
恐らく、日本の文化圏の術式だが……わからなかった。
ならば確認するのみ!
そんなこんなで学校に入る方法を考えることにした。
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