第8話a
「はぁ〜つかれたなぁ〜。」
「そうだな〜。」
慣れました★★★。
いや〜なに、最初の頃は内心ビクビクしながらやってたんだけどさ、やっぱり、もともとお嬢様って言っていいのかメンタルが強かった。
いや、やはり乙女を捨てた女の子だからかな?
「なにかいった?」
「いや、何も言ってはないけど?」
本当にこいつなんでこんなに勘がいいんだ?
足を止めると、目の前にあるのは大きなスーパー。
………だったもの。
視覚型式神を自衛隊の防衛戦のところに送ったがもうとっくに戦線崩壊していた。
穴のとこからはまるで赤ちゃんが母体から出てくるかのように出てくる。
正直キモかった。
いや、だって、ねぇ…。
ミノタウルスみたいなやつとかでかいモンスターが出てくる時だって穴の大きさは変わらず、スポンと出てくるような擬似音が聞こえない音に聞こえたりする最悪な映像だ。
文字通り産地直送案件。
キモすぎて死ぬかと思った。と、言う訳で汚物は消毒です。
「と、いうことで今から真面目な話し合いです。」
「あ、頭狂った?」(どういうことで?)
「感情と声逆だ。」
失礼なやつだな。せめて心の中だけにしとけ。
「……簡単に説明するとなぁ…ここから徒歩5分以内のエリアに穴があるんだよ、あのモンスター出てくるやっべえ奴。で、今考えている方法が3つ。一つ目、放置。二つ目、調査を行う。そして3つ目、破壊する。」
「………あんた、アレ、破壊できるの?」
「……正直に言うと分からない、けどこの三つの中で一番いい案といえば破壊する一択だな」
調査をする?
家から30分もすれば手のとどく範囲だぞ?
たとえ来ないように結界張っていたとしても精神的に来るわ。
だったら破壊しとくに限る。
「じゃあ破壊しましょう、ね、うん。あ、いや何、あのクソみたいな穴のせいでわざわざ私たちがこうやって動かなければならないなんて、殺るからにはしっかり破壊しなさい。
頭に来てないと言えば嘘になるんだから。無常?」
「………あぁ、よかったよ、さすがにこれで暴れるなって言われなくてよかった、そんなこと言われたら暴れたくなっちゃうから🖤」
さて、ダンジョンらしきものを叩き潰そうではないか。
「キショイわ。」
「うるせ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます