概要
怪異に対して推理で挑む、退魔探偵・稲生令の怪異譚
異能の血をもつ人間を集めた高大一貫の女子校、青純女学院。
一般家庭からの入学を果たした高校一年生の柏李来。入学後、執り行われた寮の懇親会である『純血会』にて、稲生令と出会う。
稲生令は、推理によって怪異の正体を明らかにすることで退魔を行う退魔師の家系だった。しかし、令はそんな家を嫌って飛び出した未熟な探偵であった。令はその血故に、怪事件へ次々と巻き込まれていく。
学院で起こる様々な怪事件を令と共に李来も経験していくことになる。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係ありません。
一般家庭からの入学を果たした高校一年生の柏李来。入学後、執り行われた寮の懇親会である『純血会』にて、稲生令と出会う。
稲生令は、推理によって怪異の正体を明らかにすることで退魔を行う退魔師の家系だった。しかし、令はそんな家を嫌って飛び出した未熟な探偵であった。令はその血故に、怪事件へ次々と巻き込まれていく。
学院で起こる様々な怪事件を令と共に李来も経験していくことになる。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係ありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!怪異や伝奇を題材とした、斬新な切り口の推理物語
『推理もの』と聞けば、類い稀なる推理力を持った「探偵役」が、「助手役」を翻弄しつつ、難事件を華麗に解決する物語を想像するだろう。だが本作はそうではない。ミステリーとしては珍しい、探偵役の成長譚なのだ。
本作の探偵役である『稲生 令(いのう れい)』は、やや口は悪いが推理力そのものは持ち合わせているし、一般的に比べても高い。だが『未熟』なのである。
物語は、怪異によるものと思われる事件を、令と語り部である柏 李来(かしわ りく)が紐解くものだ。相対するは、一癖も二癖もある『自称・人外』たち。
物語の裏にはダークファンタジーな世界がありつつも、展開される事件そのものはしっかりとした…続きを読む