概要
雨の降らない世界で、雨が降るだけのお話。
点検を終えると、雨が降り出した。彼女はツユと名乗った。雨が降る世界から来たらしい。
私は雨を封じる祠の管理者として、ツユを倒すことにした。
私は雨を封じる祠の管理者として、ツユを倒すことにした。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!水滴は空から降っていた
11話までのレビューとなります。
ここまで読んだ感想として、本作は「常識を問う物語」と解釈しております。
「止まない雨は無い」とは、ネガティブな状況はいつまでも続かないことを指す名言として有名です。
しかし、継続する状態が維持される場合、人はどんな慰めの言葉を選ぶのでしょう?
本作は「降らない雨が無い」つまり「雨」の概念が無い世界で、いわくつきの「祠」を守る主人公の一人称で語られる物語です。
主人公は、まるでゲームのチュートリアルで、否応ない状況に巻き込まれるように、さまざまな問題に直面します。
一人称ゆえに、いくつかの情報は「常識」として特に説明もなく状況が進むため、その世界にとっ…続きを読む