5日目 遊戯の日−1
D「どうも、久しぶりですね、天宮家の皆さん。」
我が家にもうひとりの電子少女が来た。彼女はデルタ(delta)、エネが自身のコピーを改造して(主に性格面)作り上げたAI、というかこちらも電子少女といえばいいだろう。エネからこの話を聞いたとき、勝手に作り上げられて少しはエネのことを恨みでもしているかな、と思ったのだが、意外と仲はいいようだ。
風「お、ようやく来たか。待ちくたびれたぞ」
E「3秒遅刻です。死刑。異論は認めません。」
D「それならあなたには不信任で引退してもらいます。」
陽「なになに、ようやっとそろった?」
風「いや、まだ長雨と紗雪が来てない。あいつらなにやってんだ」
陽「デルタ、ちゃんと連絡してくれた?」
D「ええ、もちろんしましたよ。『おk、多分遅れるけど行くわ』と言っていました。」
風「あいつらその時何してた?」
D「私も含めて3人でスマフラしてましたよ。空Nだけで瞬殺してやりました。強靭!無敵!最強!」
風「よりにもよってFlash版かよ、反応に困るなあ」
と、ここまで話したところでインターフォンがピンポーン、ピンポンピンポンピンポピンポピポピポピポピポピピピピピピピピピ
風「うるせぇ!静かにしろ!」
雨「あなたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えます。理由はもちろんお分かりですね。あなたがこんな情報で私達二人を騙し、精神を一部破壊したからです!」
雪「それはあなたのミスです、長雨」
雨「ダニィ!?」
風「はい静かに。おら、はいれよ。」
雨「邪魔するぜぇ」
陽「邪魔なので帰ってくれや」
雨「ブチッ( ^ω^)<解せぬ」
E「あなたが言ったのでしょう?『邪魔する』と。」
雨「『邪魔する』といったな?あれは嘘だ」
風「じゃあ帰って、どうぞ」
雨「おーい、開けてくれー!集団ストーカーに追われています!」
風「君子危うきに近寄らず、じゃあ、また明日。」
雨「嘘だっ!」
陽「ウソツキハコノイエニイレルワケニハイカナイノデース」
雨「アシクビヲクジキマシター」
風「おk、QQ車呼ぶわ」
雨「だめだ、大問題だ」
E「『大丈夫だ、問題ない』、ですかね。」
雨「こうなれば移動速度を保存してバグで突撃するしかあるまい」
風「ならこっちは針壁用意して待ってるわ」
雨「バタスコ、バタスコはどこだ」
風「即死だから意味ないんだよなぁ」
雨「じゃあ仕切り直して。邪魔するぜぇ」
陽「はいいらっしゃい。入って入って」
雨「なにこれ?」
風「企業秘密だ」
…続く?
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