14日目 生者の行進…

Di「あたりまえなのだ!」

Lu「当然です!」

雨「わからん!」

 ダイアナとルナ。私達とは住む世界が違う二人。その出会いはただの偶然、だったのかな?



 長雨ながめとショッピン!に出かけているとき、どこかで声がした。

雨「なんか聞こえたか?」

風「聞こえたけどまあいいでしょ。それより!どこ行くね?」

雨「筆箱がほしいんだが」

風「なら百均でいいか。ほれ、行くぞ」

雨「Loft...」何ということを言ってくれたんだ。

風「高いからだめです。無理」いや、マジで無理。

雨「うい」

風「わかったのならよろしい」


 少女ショッピン中…


雨「 や っ た ぜ 。 」

風「 よ か っ た ね 。 」

雨「うん。普通に百均で良かったわ」だろうね。

 と、再び声がした。と同時になにか金属の音が。

風「長雨?」

雨「ショッピングはこれまでみたいですねチクショー!電話してやる!」

︰『もしもし?』電話の相手はどうやら風華ふうかさんらしい。

雨「春姉、今すぐ人を2人呼んできて」

風「ふーかさんか。いいセンスしてるね」

︰『わかった』わかってないでしょ。

 ブツッ。電話の切り方が唐突じゃんよぉ!

風「わかってんの?」

雨「間違えたことはない」

風「あれで?まあいいか、じゃあ行きますかね!そういえばさ、飛べる?」

雨「あたしを誰だと思ってんのさ!飛べるわけ無いじゃん!」

風「じゃああとから走ってきな。じゃァァねぇぇぇ!!!」

 なんか飛んだ。なんか電話かけた。陽菜ひな

︰『もしもしー?こんな時にどうしたの?』

風「かむひあ!らいとなう!」

︰『ほいさ』


 少女急行中…


風「あー、、、これはひどい」

陽「だねぇ」

 なんか死にかけてる人がいるんですけど?金髪、これは染めてそう、なんか小さい。指は器用そう。さされてますねー、たおれてますねー。

雨「刺されてますねぇ、見事に刺されてますねぇ」

雪「そうですね」揃いましたねぇ。

風「さて、どうする?」まあ今は様子見一度かもねぇ。

;「おやおや、これはひどい」この声はもちろん、

風「ふーかさん!ひさ!」

春「年上には敬語を使うこと」

風「Nope.やだね」*そんなのおことわりだ。

春「で?私は人間だから無理だけどさ、あんたたちならできるんでしょ?」

雪「やろうと思えばですが」蘇生ならできる。

春「彼女たち、見覚えあるでしょ?『シャルロット』」

風「おや?それは大御所で。恨みでも買ったかな?」

 『シャルロット』。ダイアナとルナのゲーマーコンビ。その実力は計り知れない。

雪「…やりますか。まずは、『パペット』」

 『パペット』。対象を強制的に操り人形にする程度の魔法だ。生物に使った場合、その魂は内部に残る、らしい。

雪「で、次は『リペア』から、『イミテーションハート』」

 そのままだ。修復して、偽物の、魔力で動く心臓を取り付ける。『リペア』で無理やりくっつけたのは無生物だからね。魔力がないと動かないんだよねぇ。

雪「で、締めに『ディスコネクト』で完成ですかね。…ああ、成功みたいですよ。魔力消費もかなり抑えられてます。魔法生物には変わってしまいますけどね」へー。わからん。

Di「ん、、、ここは、、、どこなのだ?」まあ目ぇ覚ましたからいっか。

風「やあ。二度目の生を受けた気持ちは?」

Di「二度目の生…?、⁉ もしかして、あたしたち死んだのだ!?」

風「そのとおり!ま、今生きてるからいいでしょ?」

Di「…まあいいのだ!ルナ〜、帰るのだ〜」わあお!楽天家!

Lu「…ねみぃです」

Di「それじゃ、ありがとなのだ!」

風「体になにかあったらすぐ来るんだぞー!」帰ったねぇ。


雨「…あんな喋り方する人っていたんだねぇ」

雪「何を言ってるんですか長雨、この世界は不思議なことで出来ているんですよ?」



風「そういえばあの心臓今どうなってんの?」

Di「心臓?なんのことなのだ?」

風「いや、覚えていないんならいいや」

 そっかー。覚えていないのかー。


 …ん?そういえばそもそも言ってなくない?

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