12日目 風見鶏1号、修復。多分。
風「やあ。風見鶏1号の調子はどうだい?まあ良くないって知ってるから来たんだけども。今日で良かったんだな?」
E「はい、よろしくおねがいします。」
今いるのは天宮家に併設された工場。こうじょうじゃないぞ。こうばだぞ。今は、エネが3D世界に来るときに使う完全自律型、と言ってもエネ頼みだが、の人型ロボット3号機『風見鶏1号』のメンテナンスをしようとしてるのさ。いいだろ。
陽「ほんとにいいの?」
E「いいですよ。別になにかあるわけでも、」
陽「あるんだよなぁ。メンテナンスが終わってから1日は動いちゃだめって言ったね?明日はリアル側でイベントがあるんじゃなかったっけ?」
E「あっ。ちょっと、今すぐ止めてください!明後日にしてもらいます!」
陽「残念。すでに作業に入ってるんだよなぁ」
E「おのれディケイドォ!」
風「はいはい静かに。壊すよ?」
E「………」
静かになった。ウレシイ…ウレシイ…(歓喜)
風「よし、やるか。と言っても、することなんてほとんどないんだけどね」
陽「そうだね。テキトーに分解して、テキトーに油変えて、テキトーに組み立てるだけだからね」
風「分解できましたー」
陽「そして部品も一桁台。いいよねこれ」
風「ほんとにね。今回油どうする?」
そう、油なら何度もいいというわけではない。これまで様々な油を試してきたのだが、以外にも高評価だったのがサラダ油、ではなく、あれ?
風「そういえばサラダ油って試してなくね?」
陽「たしかにね。今回はそれで行こう」
E「ちょっと?」
風「貴様に拒否権はない。何なら前に高評価だったオリーブオイルでもいいにゃぞ」
陽「にゃぞ?」
風「にゃぞ。で?どうする?」
E「まあ、無理に抵抗してニトログリセリン塗られるよりはマシです。あのときは爆発しましたからね。」
風「あれは赤歴史だ。二度と口に出すな」
陽「赤?」
風「赤。赤だろ」
陽「そーなのかー」
風「そーなのだー」
陽「…まあいいか。で、サラダ油でいいの?」
E「アッハイ」
陽「よーし、塗りますか」
終わったぁ!
風「第三部、完!」
陽「組み立てって知ってる?」
風「しらんな」
陽「知ってろ?」
風「答えは、Noだっ!」
陽「そうですか。それでは、この物語はおしまいですね。残念」
風「まじかよ」
まあなんだかんだ行ってメンテナンスが完了しましたぁ!
…雑すぎん?
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