14話 腹式魔力法
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師匠の精霊との出会いについて聞いていたら、昼ご飯を食べ終わっていた。
「それじゃあ、早速ルートよ。お前さんが思う効率化はどんなものか言ってみるのじゃ。」
師匠から、自分はどうやったら効率化できると考えているのか聞かれたので、それを聞きたいんだと思いながら答えた。
「魔力を一点に集めることでしょうか?母さんにはへその下には魔力を集めてはいけないと教わったのですが。」
「魔力を集めることは当たっておる。じゃが、お前の母は何を教えているんだか。魔力はへその下に集めるもんじゃ。どうせ、先代の団長がどうのこうの言ったんだろうが。先代の団長は暗殺されたと言っておるのに誰も信じやせんからのう。」
「先代の団長は暗殺されたと考えているんですか?」
「誰も信じてくれんがのう。話がそれたわい。結局、へその下に集めるのがいいってことじゃ。」
師匠はそう言ったが、先代の団長が暗殺されたと考えていると聞いて、やはり誰かが意図的に魔法のレベルを下げているのではないかと思った。
「とりあえず、へその下に魔力を集めながらもう一回ライトでも使ってみな。」
師匠にそう言われて、へその下に魔力を集める。
そして、僕はライトの魔法を使った。
「こんなに明るくなるなんて...」
僕は驚いていた。
へその下に魔力を集めるだけで、ライトの明るさが2倍近く違ったからだ。
「そうじゃ。その明るさじゃ。今の奴らはこの明るさのライトを使えないじゃろう。」
「やっぱり、今はもう魔力をへその下に集めることがされていないんですか?」
「そうじゃ。先代の団長が死んでから、魔法師団内でタブーになったそうじゃ。」
僕はそれを聞いて、母さんはへその下に魔力を集めることをあれだけ嫌がったのかと納得した。
「この腹式魔力法は慣れてなんぼじゃから、日々使って慣れるんじゃぞ。」
師匠はこのことを腹式魔力法と言った。どうやら、名前が元からあったようだ。
僕もこれからはこの名前で呼ぶことにしようと思った。
へその下に魔力を集めるって長いもんね。
「じゃあ、次はお前さんの魔法についてだ。」
ついに僕の待ちわびた時が来るのだった。
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後書き
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