天竜族
22話 転移
無事に第2章完結しました!
この作品は2日に1回投稿です!
是非、読んでいってください!
_________________________________________
次の日、朝ご飯を食べながら、親との会話を楽しんでいるとオルグレンさんから借りている魔道具が反応した。
僕は魔道具に魔力を通して、オルグレンさんにさすがにまだ国王に約束を取れてないだろうと思いつつ「何かあったんですか?」と聞くと、意外な言葉が返ってきた。
「あっ、ルートくん。昼の2時から国王に会えることになったから、11時くらいに魔法師団の本部まで来てね。」
「分かりましたが、随分と早かったですね。」
「こんなに急いでいる国王は見たことがないな。きっと国王は何か知っていることがあったんだろう。」
オルグレンさんとの会話を「では、後々。」と言って切ると、親に昼前から王都に行ってくると言った。
親には魔法のことを話していないので、親は驚いた様子で言った。
「ルート。王都に行くには半日かかるんだから、準備はしっかりしないといけないじゃないの。」
「大丈夫だよ、母さん。」
「全く大丈夫じゃないじゃないか。あぁ、馬車を用意しないと...」
「大丈夫だから、落ち着いて。」
僕はなんで親がこんなに慌てているのか分からず、考えていると、魔法について何も言ってなかったことに気づいた。
「魔法で王都まで一瞬でいけるから、大丈夫だよ。」
「本当なの、ルート?転移系の魔法なんて、使えるのはハイエルフくらいしかいないって聞くけど...」
「使ってみせたほうが早そうだから、2人とも庭まで来て。」
そう言って、庭までいって、庭の端から端までゲートで転移した。
父と母は2人ともぽかんとした様子で転移した後の僕を見て言った。
「本当に転移出来るとは...サリアさんに弟子入りした子はみんなこうなるのかしら。」
母がそんなことを言っていたが、そんなことはないと思った。
だって、師匠の弟子はやめる人多そうだもん。
そんなことがあって、僕がリビングで落ち着いてのんびりしていると気付けば時間が11時に迫っていた。
「あ、もう時間だ。行かなきゃ。」
「あら、もう行くの?気をつけてね。」
「何もないと思うけど、気をつけるよ。」
僕はそう言ってゲートを使い、王都へと転移したのだった。
_________________________________________
後書き
読んでくれた方ありがとうございます!
この作品がいいと思ったら作品のフォローや応援、星3つ、レビューをよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます