16話 プロテクト②

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 師匠、違うんです...無属性魔法はただの古代魔法じゃないんです...

と僕は思いながら、魔力が魔法を使った時から減っていない理由をノンに聞いてみた。


(ノン、プロテクトってなんで魔力が継続して減らないの?)


(そりゃもちろん、独立したものだからなの。)


(独立したものって?)


(魔法で召喚したって言ったほうが分かりやすいかもなの。)


 ノンにそう言われて、僕は理解することができた。

 でも、魔法で召喚するとなると気になることはどのくらいの数を出せるのかということだ。

 これもノンに聞いてみることにした。


(このプロテクトって魔法っていくつくらいまで出せるの?)


(良く分からないけど、多分無限に出せるの。)


(この魔法って消そうと思えば消せる?)


 僕はこの板がずっと消えないとなると困ると思い、ノンに聞いてみた。


(もちろん、消せるの。でも、今じゃまだ無理なの。)


 ノンにそう言われて今はまだ消せないことが分かったが、将来的に消せるようになるのならまあいいやと思った。

 しかしこの板、そこそこかさばるので僕はどこに置くか迷った。

 その結果、僕は今は消えないシールドを自分が寝ている布団の横に置いておくことにした。

 

 これで僕は無属性魔法の一つである「プロテクト」を使えるようになったので、それを使って魔法の並列処理や無詠唱をやってみることにした。

 無詠唱や並列処理は今までできるか分からなかったのでやってこなかったが、師匠の見せてくれた魔法は無詠唱かつ並列処理を当たり前に行っていたので、できると分かったからだ。


 僕はまずプロテクトと唱えて右手にシールドを展開した。そしてもう一回プロテクトと唱えると、右手に展開されたシールドが二重になった。

 僕はこれはこれで発見だと思ったが、僕は右手と左手にシールドを展開したいので、これは求めていた結果ではなかった。

 次に僕は右手にシールドを展開した後、左手の魔力の流れを意識してプロテクトと唱えた。すると、この場合はシールドが両手に1枚ずつ展開された。


 それを夜ご飯の時に師匠に話したら師匠は驚いた様子でこう言った。


「もう、自力で並列処理ができたのかい。そりゃ成長が早いことだね。」


「でも、半々くらいでしか成功しないんですよ。どうすればいいんでしょうか、師匠。」


「だからあんなに板がお前さんの布団の横に置いてあったのかい。」


 そう言って師匠は僕の布団を指さした。

 そこには軽く50枚くらいシールドが積み重なっていて、20センチくらいの高さになっていた。


「じゃあ、明日はまずこれをどうにかしようかねぇ。」


 そう言って師匠は部屋に戻っていった。

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後書き

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