4話 団長との出会い

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 3日後、魔法師団の団長に会いに行くことになった僕と母は王都の中心にある王城の近くに来ていた。なぜなら、魔法師団は王国の組織なため、王城のすぐ横に本拠地があるからだ。


「母さん、団長のオルグレンさんってどんな人なの?」


 これから会う人が怖い人ではないことを願いながら母に聞いてみた。


「団長は優しい人よ。経験豊富で団員たちにも好かれているわ。」


 母がそう答えてくれたことに、安心したがその後、母は不安になることを言った。


「でも、団長は気になることがあると止まらなくなっちゃうから気をつけてね。」


「水晶玉が白色に光ったことは?」


「絶対に興味を持つわね。」


(なんで、連れてきちゃったの?気になることがあると止まらなくなるっていったじゃん。)


 そう思ったが、母が大きな建物の前で止まった。どうやら、着いてしまったようだ。


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 母が名前を出すとすんなりと中に入ることができた。

 中に入って部屋に案内されて少し待っていると、60歳くらいの男の人が入ってきた。


「やぁ、サリア久しぶりだね。君から来るということはなにかあったのかい?」


「はい、団長。私の息子のルートの魔法の適性を調べたのですが、水晶玉が普通ではない色に光りまして...」


 母がそう言うと魔法師団の団長は興味深そうな顔をして言った。


「サリアの言うことだから嘘ではないと思うが、一応ここでも測定したいがいいかい?」


「いいですよ。測るらしいからよろしくね、ルート。」


 母がそう言ったので測ることになったが、団長が興味があることには止まらなくなるということが怖くて緊張していた。

 

「準備ができたぞ、ルート。手をかざしてみなさい。」


 そう言われて、手をかざすことにした。

 手をかざすとやはり水晶玉は白色に光った。


「これは大発見だぞ、サリア君とルート君。」


 興奮した様子で団長が言ったが、そのあとすぐ落ち着いて言った。


「では、どんな魔法が使えるのか分かるかい?分かるなら教えてほしい。」


「まだ、分からないんです。どういう系統の魔法が使えるのか僕も知りたいです。」


 僕がそう言うと団長はすごく前のめりになりながら言った。


「なら、このあとどんな魔法が使えるのか調べてもらおう。」


「あの人に聞くの?あの人いつも部屋に篭っててなにしてるかわからないのに?」


「サリア君。彼女がなぜここに篭っていても大丈夫か分かるかい?彼女はその人の魔法の得意なものがわかるのだよ。」


 そして、団長は僕をみてから続けて言った。


「ルート君の魔法もどんなものかわかるかもしれない。どうだ?くるかい?」


「はい、いきたいです!」


 僕は自分の魔法について知れるかもしれないので、その女性のところへ行くことにした。


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後書き

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