雨上がりのなないろ

恋人を壊してしまった少年は、恋心を封印した。それから数年後、『恋人』だった彼女に似た笑顔をする少女と出会う。
その少女は、恋心がわからないという。クラスメイトからの告白にどう答えればいいのか、ずっとずっと悩んでいるのだという。
『恋』とはなんだろう。一緒に悩み、触れ合っていくうちに、少女に対して懐かしい気持ちを抱いていることに気がつく。少女もまた、少年への気持ちに気がつくけれど、それは決して抱いてはいけない気持ち。
ふたりは『義兄』と『義妹』。家族になるために出会ったのだ。

ふたりの視点でのんびりゆっくり進んでいく、『家族』と『恋』と『成長』のお話です。