群青の空へ

　戦争で家族を失った少女が復讐を誓い戦場に赴き、同じように軍人となり人を殺していくというヘビーな世界観の物語です。
　とは言っても主人公は復讐の鬼となったわけではありません。人を恨んで復讐を続けていくにはあまりにも弱くて優し過ぎる性格の女の子です。
　
　だから自分の行っていることは間違っているのではないのかと悩んだりもします。

　そこがまた等身大の女の子感があっていいなと自分は感じました。戦争なんてなければこの子は普通の家庭で明るく暮らしていたのかなぁと思わせるようなシーンもちらほら。


作者様、更新楽しみにしております！

　戦争で両親を失い、孤独と共に居た少女が、二つ名を持つパイロットと出会う事から、物語は始まる。
　ゆっくりと進む物語の中で、少しずつ互いの事を話し和解して行く姿は、どこかハードボイルドで格好いい。登場する戦闘機の描写もリアルで、知ってる人には「あれに乗ってるのか」と、ニヤニヤさせられてしまう。
　エースでコンバットな世界観の中で、果たして二人はどのようなドラマを見せてくれるのか。