概要
その怪獣は突然現れた……
事故で入院することになった浅倉多紀は深夜、病室から巨大な怪獣を目撃する。
怪獣の正体を探るうち、多紀は衝撃的な事実に打ち当たる。
ミステリー恋愛小説!!
怪獣の正体を探るうち、多紀は衝撃的な事実に打ち当たる。
ミステリー恋愛小説!!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!怪獣に込められた恋心と、ガヴァドン的ノスタルジー。
怪獣というと、まずその存在は善なのか悪なのか、それを真っ先に考えてしまう人は多いかもしれない。日本では古くから怪獣が親しまれ、立派な文化となった。それは他の国にはない独特の感性なのかもしれないが、怪獣がそこにいたらどうする?と問われたら、ほとんどの日本人は倒すべきと答えるだろう。
いかに古くから親しまれてきた怪獣とはいえ、所詮は空想上の脅威。子供の遊びに大して理解の無い母親のように、怪獣=悪者と短絡的な考えをする人が多いのではないだろうか。
しかし、中にはそう考えない者もいる。今作の筆者のように、怪獣という存在は”自由とカタルシスの塊”なのだと少年のような眼差しで答える者だっているはず…続きを読む