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概要
時は戦国、花見好きの妖猫かたりと出会った左門のほろ苦い青春と数奇な運命
少年杉森左門は人の人生を花見と称して楽しむ妖猫かたりと出会う。面白いものを見れるが参加は出来ない、と言われた左門だがかたりのおかけで大村由己に仕えることになった。由己の元でお国と親しくなった左門は「狂言綺語も仏縁の因」と言う言葉を由己から教わる。さらに由己の供で訪れた公家の屋敷で百鬼夜行の絵巻に夢中になっている岩佐又兵衛に出会う。美少年ながらも父荒木村重に捨てられてから笑うことも泣くこともない人形のような無表情だと噂で聞いていた左門は嬉々とし絵巻に見入る又兵衛に戸惑い、かたりに縁のはじまりだと言われていい気持ちはしない。しかし北野天満宮の茶会で左門は再び又兵衛に出会う。
かたりの予言通り、のちの歌舞伎の祖出雲のお国と名古屋山三郎、浮世絵の祖岩佐又兵衛、そして「ども又」を書いた近松門左衛門の
かたりの予言通り、のちの歌舞伎の祖出雲のお国と名古屋山三郎、浮世絵の祖岩佐又兵衛、そして「ども又」を書いた近松門左衛門の
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