概要
郷土博物館存続の条件。それは来館者を10倍にすること!?
「博物館の年間来場者5万人を達成できれば存続を許可しましょう」
ここは人口流出と税収減に悩む香川県船出市。新市長の緊縮財政により、年間来館者数5000人の船出市立郷土博物館にも閉鎖の危機が訪れる。
そんな博物館で働く辰巳あずさは転職も考えていたところ、博物館存続を訴える市民団体と市の方針とで板挟みになってしまう。そしてポスドク史学者のシュウヤ率いる市民団体は交渉の末、市長の口から年間来場者数5万を超えれば博物館閉鎖を免れるという約束をこぎつけたのだった。
来館者の増加を目標にあの手この手を尽くして奮闘するシュウヤたちに、博物館職員であるあずさは否が応でも巻き込まれてしまう。だがやがてシュウヤたちと接する内に、あずさは博物館の価値と存在意義を実感し、博物館存続のため尽力することにな
ここは人口流出と税収減に悩む香川県船出市。新市長の緊縮財政により、年間来館者数5000人の船出市立郷土博物館にも閉鎖の危機が訪れる。
そんな博物館で働く辰巳あずさは転職も考えていたところ、博物館存続を訴える市民団体と市の方針とで板挟みになってしまう。そしてポスドク史学者のシュウヤ率いる市民団体は交渉の末、市長の口から年間来場者数5万を超えれば博物館閉鎖を免れるという約束をこぎつけたのだった。
来館者の増加を目標にあの手この手を尽くして奮闘するシュウヤたちに、博物館職員であるあずさは否が応でも巻き込まれてしまう。だがやがてシュウヤたちと接する内に、あずさは博物館の価値と存在意義を実感し、博物館存続のため尽力することにな
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!リアルなミュージアムの再生物語
最新話「第四章 その3 新顔ミュージアム」まで読んでの感想です。
年間来館者数5000人。
財政難に、少ない利用者数から閉鎖が決まりかけた船出市立郷土博物館。
主人公のあずさは、博物館で非正規として働く19歳。
彼女はほとんど博物館のことを知らないため、読みながら博物館のことを主人公と一緒に知ることができます。
ミュージアムが舞台、さらに一度閉鎖が決まりかけるなど
どこかで聞いたことのあるリアルな設定に、
さらさらと読めるライトな書き味が魅力です。
なにより、ただの再生物語だけではない、特に後半の設定は、
現実の一歩上を行く物語になっていると思います。
続きがどうなるのか、そしてエ…続きを読む