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世界は【普通】に対して厳しく、【平凡】に対して残酷だ。【平均】は敗北で、【ありきたり】など負け犬の道。

だが、それは本当は正反対だ。

真の世界は【異常】にこそ厳しく、【非凡】に酷薄で、【逸脱】を嫌い【画期的】を叩き潰す。
何故なら世界にとって【普通】でないものは即ち異物であり、排除しないと、自分達の積み上げてきた歴史そのものが排除されてしまうからだ。

中心が一つしかないこの世界では、個性こそが争いを生む。

卓越した天才性こそ、禁忌の箱から解き放たれた天災である。

世界よ、無個性であれ。
これは、そんな信条を持った者たちの戦いの記録である。